<夏、水の事故を防ぐために、知っておくべきこと>

意外と知られていない点について、スイスのライフセイビング協会が警告を発しています。なぜなら、毎夏、水遊びで亡くなるケースが後を絶たないからです。

 

日本からサマーコースに来る際にも、以下の点について、十分に気をつけましょう。

協会サイトの注意点を日本語に訳にしてお知らせします。

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体が過熱した状態で、水に飛び込むのは絶対にやめましょう!

気温が高いときには、冷たい水に入ってリフレッシュしたいものですよね。冷たい水に飛び込むと、体が冷えたり、温度ショックで命を落としたりすることがあります。このような状況で体に何が起こるのか、また、この危険を回避するための簡単な方法を以下に紹介します。

 

温度ショックとその影響

水(例:18℃)と空気(例:30℃)の大きな温度差は、体にとって非常に大きなストレス状況です。慣れないうちに冷たい水に飛び込むと、静脈が急激に収縮し、血圧が急激に上昇します。そのため、循環器系に大きな負担がかかり、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。特にリスクが高いのは、高齢者やすでに心臓血管系が弱っている人です。しかし、適応時間を過ぎてしまうと、筋肉痛になり、痙攣を起こしてしまうこともあります。陸上で泳ぐことができなくなった場合、水中では致命的な影響を及ぼす可能性があります。

 

簡単な手段での予防

体が温度差に慣れるまでの時間があれば、これらの危険性を最小限に抑えることができます。最も簡単な方法は、水に入る前にシャワーを浴びることです。シャワーがない場合は、ゆっくりと水の中に入って、腕を交互に浸したり、顔や上半身を水で濡らしたりする方法もあります。このようにして、冷たい水の温度に少しずつ体を慣らしていけば、安全に水遊びができるようになります。

 

低体温症に注意

水に入った後は、存分にクーリングオフを楽しむことができます。ただし、凍えてしまう前に、余裕を持って冷たい水から出ることを忘れてはいけません。低体温の場合、体は残ったエネルギーを使って重要な臓器に供給し、体温を維持します。これにより、運動エネルギーは徐々に減少していきます。その時には、助けてくれる岸辺にたどり着くための力が不足していることが多いのです。

 

つまり、「冷たい水に飛び込みたくても、体が温度差に慣れるまでチャンスを与え、体のシグナルに耳を傾ける」ということです。水の中で、水の上で、水の周りで、たくさんの楽しみを見つけてください。

 

 

スイスジャパンサポート有限会社

(スイス現地エージェント)

代表 近藤 美穂

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