なぜ今、神田昌典氏は「読書会」を推すのか?明治維新の原動力も、読書会にあった!

以下、数年前の記事ですが、もし、未だ読まれていない人がいたら、ぜひ、お読み下さい。

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<東洋経済オンライン抜粋>

なぜ今、神田昌典氏は「読書会」を推すのか?       2015/04/18 6:00

明治維新の原動力も、読書会にあった!

 

――暗記ではなく、考える力をつける教育は、まだ主流になっていないようですが、それはなぜだと思いますか。

多くの人たちの頭の中のフォーマットが、変わっていないからです。文科省も考える教育を進めようとしていますが、親は自分の受けた教育をベースに子供の教育を考えますから、自分の理解できないものには恐れを感じ、抵抗します。時代は明治に変わったのに、江戸時代の価値観で生きているようなものです。浸透するには時間がかかります。

 

むしろ、発展途上国のほうがスピーディに変化しています。パキスタンでは、「マインドマップ」を考案したトニー・ブザン先生が「バタフライ・プロジェクト」を行っています(バタフライ・プロジェクト:通常なら無視できると思われるような極めて小さな動きが、やがては無視できない大きな変化となる現象のこと)。

 

2万人が収容できるスタジアムに子供を集め、ブザン先生が講義をして、その様子をホログラフィーで記録します。この映像を使って、スタジアムに来られなかった子どもたちにも考える教育をします。わずか数年で何百万人もの子供たちがマインドマップを使えるようになるという計画です。

 

テクノロジーが安価になった今、「先進国に追いつくには、考える教育が必要だ」という明確なビジョンを持っている途上国のほうが、われわれより速く動くことができ、教育先進国になっているわけです。

 

――日本に今、必要なのは、エリート教育――では、日本の私たちはどう変わっていくべきなのでしょうか。

今はエリート教育が必要だと思います。決められたカリキュラムを教えるのではなく、知識、個性、一人ひとりの適性に応じて何をどう提供していくか、考える型の教育にシフトしていかなくてはなりません。

 

たとえば、TED(Technology Entertainment Design)の映像を見てディスカッションすることも有効ですね。世の中には無料でも教えたいという人がたくさんいます。教育のコストを下げたいなら、教育をもっと開かれたものにするべきです。

 

今はハーバード大学のMOOC(Massive Open Online Course)の映像を見れば、誰でも世界最先端の授業が受けられます。そうなると学校の果たす役割も変わってくるでしょう。今、私が主催する「Read For Action」×MOOCという組み合わせも考えています。MOOCで教授の話を聞き、その教授の本を読む読書会をするのです。このように、今はいろいろな方法が可能になっているにもかかわらず、肝心の人々のマインドが変わっていないのです。

 

――その突破口が読書会ということですか。

そうですね。読書会は具体的な行動を起こすきっかけになります。アメリカの統計によると、変容型のマインドであるトランスフォーメーショナルマインドを持っている人は、人口の約1~2%しかいません。成功体験を持ちながらも発想が柔軟で、自分の殻を破って成長し続けようとします。この人たちが「変革リーダー」です。

変革型の人は、それぞれ孤立している

 

次に、そこに移行するポテンシャルを持った、過渡期の人が7~8%ほどいます。あとは、自分の過去の成功体験をベースに物事を考えていく人たちです。新しい方法を試そうとはしません。多くの会社ではこの人たちが上司になりますから、トランスフォーメーショナルマインドを持った若手は会社にいづらくなって、外に出てしまいます。

 

――変革リーダーは、社内ではなかなか評価されないのですね。

大抵の場合は評価されません。会社の中では「宇宙人」とか「不思議ちゃん」とか言われています。組織にいながら、自分は人と違っているのではないか、変わっているのではないかと感じています。

 

でも、こういう人たちは、組織の外に出た瞬間にものすごい能力を発揮します。たとえば、われわれの読書会の中核となっているのは、元ソニーの社員の方です。全国を飛び回り、行政と共に「まちヨミ」という読書会を開いています。今年は44回、行われる予定です。

 

われわれの読書会には変革マインドを持った人たちが集まってきます。変革マインドのある人は、企業にも役所にもいます。読書会に来てみると、自分と同じことを考えている人たちがいる。それで、「自分たちは変わっているかもしれないけど、やるしかないよね」となり、行動につながっていくのです。

 

そもそも、みんなが本を読まない今の時代に、読書をすること自体が変わっていますよね。厚い本を読んで、自分の人生や社会について深く考え、それを会社の中で分かち合える人がどれだけいるでしょうか。吉田松陰も、今で言う変革リーダーだったのだと思います。

 

――吉田松陰も時代が下って評価されたわけですから、変革リーダーを見極めて活用するのは難しそうです。

 

変革マインドを持った人をきちんと活かせる組織は、ブレークすることができますネスレや日産自動車のように、変革型のリーダーをトップに据えられる企業は成長します。しかし、多くの組織ではそれができません。時代が大きく変わるときには、変革型リーダーが求められます。今の日本では、変革マインドを持った人たちが能力を発揮できる社会を作っていかなくてはならないと思います。

 

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私見。。。

 

”考える教育”、”発想の柔軟性”、と”変革マインドを持ったリーダー”というのが、この文章のキーになっています。

特に、最初の方の、「今はエリート教育が必要だと思います。決められたカリキュラムを教えるのではなく、知識、個性、一人ひとりの適性に応じて何をどう提供していくか、考える型の教育にシフトしていかなくてはなりません。は、まさに、弊社で推奨しているスイスボーディングスクール留学に呼応しています。

日本の教育に疑問を持った保護者が、若いうちから子供を海外留学させますが、まさに、この考える力、ひいては、生きる力を養う為なのです。

英語が出来るようになるのもその一つですが、それは、長年、英語の中ですべての教科を習い、英語を使って生活し訓練して行けば、道具としての英語を身に付ける様になります。

その先を行くのが、スイスボーディングスクール留学で、それは、いつも書いていることですが、世界人脈の構築となるわけなのです。

スイスジャパンサポート、近藤 美穂、