M様

M様は7歳の息子さんがスイス留学中です。お母様にお話を伺いました。

■スイス留学を決めた理由
私は長年日本の教育システムに疑念を抱いてきました。現在は少しずつ良い方向に変わってきているものの、日本では未だに受験のための勉強が重視され、生きていくために必要な智恵や教養を身につける機会が奪われています。私の息子には絶対に日本の教育を受けさせたくないと考え、海外で良い学校がないかと息子が生まれる前から探していました。最終的に辿り着いたのがスイスのボーディングスクールでした。

■学校選び
ボーディングスクールは主に米国、英国、スイスにあります。米国及び英国のボーディングスクールの生徒はアングロサクソン系が多いため人種差別があるという噂を聞きました。それに対し、スイスの学校の多くは国毎の留学者の受け入れ上限が定められているため多人種で構成されておりグローバルな環境が準備されています。スイスジャパンサポート様から様々なアドバイスを得て、希望に近い学校を選定しました。実際にどのような学校なのかを体験するため、まずは希望している学校のサマーキャンプに参加することにしました。

■初めてのサマーキャンプ
息子は6歳でサマーキャンプ3週間コースに参加しました。親元を離れる初めての体験で、私も不安がありましたが、参加者が比較的少人数のアットホームな学校でしたし、説明会で何回も人柄の優れた校長先生と話していましたので大丈夫と判断しました。想定内でしたが、毎日ビデオチャットをしてきて「もう帰りたい」と泣いて懇願されました。キャンプ担当の方に相談したところ、ビデオチャットしている時間以外は楽しそうに過ごしていると伺いましたので、できる限りビデオチャットを続けました。2週間が過ぎた頃、覚悟したのか諦めたのか笑顔が見えるようになり一安心しました。キャンプ生活が大変楽しかったようで、キャンプ後その学校の熱烈なファンになり「また参加したい」と言ってくれたので、本当に良かったと思いました。このような経緯があり、キャンプに参加した学校に小学生1年の9月に入学することになりました。

■ボーディングスクール生活と寮生活
息子は7歳で、小規模なボーディングスクールに入学しました。寮の中では最年少で、同じボーダーから本当に良くして戴いています。入学当初はサマーキャンプの時のように毎日泣いてビデオチャットすると不安に思っていました。しかしキャンプ経験があったこと、また学校生活も楽しかったためか、初めの1週間程はビデオチャットしましたが、その後は必要な時だけになり、最近では「新しいゲームが欲しい」など無心するとき以外は連絡がなくなりました(笑)。親としては淋しい面もありますが、充実した毎日を過ごしていると考えています。 学校の授業ですが、1クラスは最大でも10名強の少人数制です。息子はyear3になりますが、一学年下のyear2との複合クラスです。日本のように教室で先生が一方的に生徒に教えて、生徒は板書するだけというスタイルと全く異なります。子供達は積極的に先生に質問を浴びせ、先生は一人一人の質問に丁寧に答えてくれます。またフィールド学習が重視され、自然の中や美術館、博物館へ赴き、そこで色んな学びを得ます。Drama(演劇)という科目では、子役さながらに感情表現の仕方を練習します。全ての授業で自己表現やコミュニケーション能力が要求され、自然とこれらの能力高められていきます。  

■留学をお考えの方へ
未来が見通せない時代を生き抜いていく力、0から1を発想し形にする構想力etc、様々な能力、スキルが必要な時代です。日本の教育ではこれらの能力が得がたいのが現実です。スイスのボーディングスクールには優秀な先生と、素晴らしい子供達が集っています。日本からスイスは遠い国に思えますが、直行便ですと12時間程で行くことができます。スイスへの留学に不安を持っている親御様に置かれましては、一度現地を訪問することをお薦めします。スイスの美しい風景と民度の高さなど素晴らしい国とお気づきになると思います。私は息子がスイスで学んでいることを本当に良かったと思っています。

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