失われた20年から、長いトンネルを抜けようと、ようやく光が見えてきた矢先の日本に、私は東京へ住む機会を持ちました。
思えば、バブル期に日本を飛び出してから、日本へ滞在することはあっても、住んだのは、20年ぶりでした。

丁度、それと並行して、私自身の子供が、スイスの寮制学校を卒業しました。そこでは、世界約50カ国から生徒達が来ていて、
彼女は日本の友達も含めて、たくさんの国の子供達と友達になりました。

今後の子供達の将来は、益々海外との関係が重要になって来ます。日本に居る間に、私がそこで強く思ったのは、内向きと言われて
いる、日本の子供達にこそ、塾～学校～部活というサイクルから一端離れて、ぜひ海外から日本を見て、体で刺激を感じ、他の国の
子供達と学ぶ経験をして欲しい、ということです。

スイスの日本での一般的なイメージは、大概、ハイジ、チョコレート、チーズですが、スイスは特許件数がOECDの中で上
位(2013年国民一人当たり特許申請数欧州で第一位)を占めることからも分かる様に、技術革新に長け、ネスレ、ノバルティス、
UBS等の多国籍企業が多数存在し、国際色豊かな環境にあります。日本の九州程の面
積しかない小国で、公用語が４つあり、普通の主婦でも独仏英語の3カ国語、大学卒では5カ国語操れる人がざらです。

多くの側面を持つスイスについて、簡単には語り尽くせませんが、ここでお話したいことは、将来、日本を背負うお子様には、
一度海外を経験させてあげるのは、とても有益なことなのです。スイス留学、スイスの海外生活は、色々な意味で価値ある選択です。
英語圏とはまた違った雰囲気の中で、世界各国から子供や学生等が集まり、欧州の歴史文化はもちろん、グローバルな視点と価値観を体感できる
でしょう。
日本を外から見れる、
客観的な視点を養うには、若いうちに、価値観の異なる所に身を置いて、自己形成や日本への視点を磨く必要があるのです。

特に将来、自分の夢を目指す若者には、外国人と外国語を話すだけではなく、海外にネットワークを持つことは大きな財産になります。
世界からヒト、カネが集まるスイスで、経営者等の子息子女が集まるスイスの学校には、そんな機会がたくさんあります。

当社の特徴は、留学中のお子様に、緊急事態が起きた場合、現地に詳しい日本人スタッフが、スイスに常駐しているということです。
日本の留学会社さんとの違いは、緊急時の対応が土日に関係なく、学校からの連絡に対し、ネットやお電話で、日本にいる保護者様に、即刻連絡する
ことができる点です。
余計なコストを省き、良心的なサービスを行っています。また、一人一人のお客様に丁寧な応対を心がけています。

将来を担う、お子様や若者たちが、海外の人たちと問題なくコミュニケーションしていき、日本を良くしていく、
そういうきっかけとなる留学のお手伝いをすることで、お役に立てれば幸いです。

2015年2月