錦織選手の活躍から見る、中学からの海外留学について。

日本では、USオープンで活躍した、錦織選手のニュースで持ちきりのようですね(^∇^) 。

私は、世界テニスの観戦が好きで、フェデレーを応援していますが、数年前から錦織選手も応援していて、3年前のスイスインドアで、フェデレーとの決勝の試合から、特に応援するようになり、時々、フェイスブックへ声援の書き込みをしていました。

今年になって、錦織選手はフェデレーを倒して、波に乗っていたので、今回のUSオープンは本当に観る方も興奮のしっ放し でした。今後、本当に楽しみです。\(^_^)/

そこで、今回は、中学生の留学について、書きたいと思います。

錦織選手が、テニス留学の為、アメリカのフロリダ州に留学したのは、13歳の時と聞きました。テニスという西洋的なスポーツをする以上、これは正解な選択だったと思いますし、ご両親がよく決断されたなと。

サッカーの三浦知良選手も、中学卒業くらいで、ブラジルへ留学していますが、共通しているのは、日本の高校に入る前に留学したということです。

これは余談ですが、私の母が、三浦選手の英語の教師をしていて、どうも、中学時代、当時先生方はこぞって、彼のブラジル留学に反対だったそうです。

私自身、日本で教育を受け、海外で子育ての経験をして感じるのは、日本の教育システムは、西洋のそれとはかなり異なる点です。

その違いが、何と言っても、集団主義と個人主義の土壌の違いがあるからですが、根本的に、日本人と西洋人では、育ち方が、かなり違っていて、それは、教育システムだけを取り上げるのではなく、社会・政治環境等、すべてからも影響を受けているからですよね。

例えば、日本では個人の才能を伸ばすのに、伸び伸びできないと言われます。特に、個人プレーであるテニスとか、西洋で盛んなサッカーなどのスポーツは、ガンガン押し捲って、アドレナリンを放出させ、それを前進するエネルギーに変えていく、という感じのものですから、自分を出すことが先決です。

このような西洋のスポーツを行う選手だからこそ、西洋でそちらの土壌で、身体&精神を鍛える為に、留学したのは、正解だったと思います。もちろん、元々才能センスがあってのことですが、もし、日本の精神土壌の中にいたとしたら、中々世界ランクまでは成長できなかった気がします。
日本では、大体周囲の雑音が多すぎて、それだけで疲れちゃうところもありますしね。
西洋の教育が進んでいるということを言うつもりはありません。教育システムが違うということです。
この年齢で留学して、その後どうするんだ?と思われてしまう、両親もいらっしゃるでしょうが、世界標準を一度知った上で、日本を客観的に見ることを、特に若いうちに経験しておくと、他の人とは違ったものの見方が芽生えてくると思います。

海外へ放り投げられることで、自分の国についてだけではなく、もちろん自分自身とも対峙して、打たれ強くなると思います。

つまり、ある種、二重構造、日本ではこうだが、外国ではこう、という仕組みが出来上がります。そうすると、ある意味、考え方や価値の多様性が自分の中に生まれます。

ある程度リスクを取らないと、それ以上何も得られないし、自分の殻を打ち破ることもできないですね。
日本にいたら、日本人みんな同じような肌の色、髪の毛の色をして、学校の普通科へ行けば、同じような教育を受けて、日本社会に浸かって育つのですが、日本で、普通にしていたら、芽生えてこない、考え方や価値観を学ぶのが、ある意味、留学の醍醐味かと思います。

当然、テニススクールへ行って、世界ランクに上り詰める選手の割合は、非常に少ないけれども、それ以外のこともそこで学べるということを考えれば、若いうちに、違った環境に身を置いて、色々経験させる、中学生の留学を私は推奨します。(もちろん、受け入れの学校側がしっかりしていることが前提です)

この時期は、何でも吸収できる時期で、高校生ではある意味遅い部分があります。もちろん、人によって、早すぎるということもあるかもしれません。
でも、中学生くらいから行った方が、色々な意味で刺激され、他の事にも興味を持ち始めて、将来の目標設定が出来易いと思います。

全員が全員留学せよ、と言っているのではなく、本人が行って見たいという動機がしっかりあれば、まず短期でもいいからトライして、経験してみて!と言いたい。

行ってみて合わない子がいたら、それはそれで、別の世界へ進むことが、自分の適性だと明確になるし、まずは海外留学して、飛び込んでみてから、考えて、というくらいで丁度いいのではないかと。

世界から日本を見る目、自分を客観視できる思考を持つ為に、日本の若い子供たちには、留学という選択が、今の時代こそ必要ではないかと、強く感じています。
皆さんはどう思われましたか?

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