あるカウンセラーがラジオでも話していたのが、印象的でした。
それは、”誰でも才能があるが、それを一生の間に自分で自覚して見つけて、生かす人は少ない。
よほど、地殻変動でも起きない限り、平凡なまま、見出すに終わってしまう。地殻変動とは、
近親者が亡くなったり、離婚したり、失職したり、思わぬ出来事がそのきっかけになることも
ある。が、海外へ行ったり留学することで、それが起きることがある。”、という話です。
若いころに、将来本当にこれをしたい=というのが見つかるのは、限られた人に起こることと
言いますが、親にある程度の経済力があれば、子供のうちに、海外留学も含めて様々な経験をさせ
ていくことで、それを見出す環境を与えてあげることは可能です。
親はきっかけを与えてあげて、海外留学のスタートが早ければ早いほど、一生をかけてしたいこ
とが見えてくるはずです。
私の思う海外留学の究極の目的は、西洋かぶれになるのではなく、西洋で学習したものを、
日本に戻って来た時に、日本的なアイデンティティと日本的な体内のコアを融合して、創り上げる
ことだと思います。
留学は、西洋の教育システムで、英語を通して教科を学ぶわけですが、それは道具に過ぎませ
ん。それを使って、卒業後どうするのか、実社会で利用して、それを土台に進化させていくのがそ
の子供や人のクリエイティビティにかかっています。
海外に生活するというのも同じです。
ただ、その国に住んで馴染むだけでは何も生まれません。長く住めばいいというわけでもなく、そ
の人がその環境にいて、どう解釈するかにかかっていると私は思うのデス。
日本というバックグランドや今までの経験を生かして、その土地のものとミックスしなかったら、
あまり意味がないと思います。
だから、言語がいくら話せても、それで、、、それを使って何をどうするのか?
の方が重要と私は考えます。
日本の中にいると、価値観の多様性が想像出来なかったりするので、子供にはその子が健康で、
少しでも英語が出来たり、興味が持てたなら、一度は、夏休みだけでも構わないので、海外へ避暑
を兼ねて送り、様々な国の子とコミュニケーションして欲しいなと願います。
きっと、留学することで、今まで気づかなかったことに気づけたり、体験出来ると思います。
スイスジャパンサポート
近藤 美穂