ポッドキャストで、ラジオ日経が放送している番組の”Let’s read the Nikkei in English”を聴いていたら、タイトルのニュースについて、解説していました(11月28日放送、18日の日経新聞1面を抜粋)。
結論を言うと、「日本企業は、世界的企業の大型化についていけず、成長力の差を生んでいる」という内容でした。
日本企業の時価総額が、2000年を起点にして、1.7倍になったのが、米国では、2.6倍、中国は、日本より低かったのが、日本を逆転している。
「どうして日本企業は、相対的に小粒なのか?」、その原因について要約すると、番組で日経記者が分析したのは、以下の原因があると解説しています。
・ネットビジネスの遅れ
・日本経済の長期低迷
・規制緩和の鈍さ
・語学力を含めたグローバル人材の低迷
・企業の新陳代謝の遅さ
この中で、留学エージェントとしては、やはり、・語学力を含めたグローバル人材の低迷の項目が気になりました。これは、指摘される前から予想がついていた要因の一つです。
なぜなら、私自身、海外(スイス)で留学しに来ている中国人生徒の数やその勢いというのを感じているからです。
一時日本人の海外への留学生が減少し、再び増えていると言われてはいますが、グローバル化の中、未だ未だグローバル人材は追いついていないという感じです。
それと平行して、中国企業の海外、ヨーロッパやアフリカへの進出もよく耳にするので、留学経験のある人材は、当然、そういった海外進出の現場へ即就職していく流れなのですが、一方の日本企業は、特に欧州に関して、海外進出で影をひそめている為、現地で留学経験があってもあまり、就職口がないという話も聞きます。
日本企業の勢いというのが感じられないのです。
海外に住んでいると、日本企業がビジネス出来るチャンスは沢山あるのに、と思うことはよくあります。リスクを取りたがらない日本企業は、そういった様々な理由から、小粒になっている、ということだと思います。
スイスジャパンサポート
近藤