チューリッヒ空港から約1時間の都市、ツークに位置する。ツークは外国企業も多く、国際的な都市として知られている。
学校は標高900mの山にあり、雄大なアルプスと青々とした湖を望むことができ、美しい絶景が広がる。山の下からはリフトまたは車で学校へアクセスする。キャンパスは自然に囲まれた静かな環境にあり、学びに最適な場所となっている。
1926年5月、マックス・フスマン博士によって設立された。卒業生には、元アメリカ合衆国務長官ジョン・ケリー、Swatch Group CEO ニコラス・ハイエック・ジュニアなどがいる。
価値観として「個性(Individualism)」「国際性(Internationalism)」「統合(Integration)」「革新(Innovation)」の“4I”を基盤に、グローバルな市民育成を目指している。
6歳から19歳までを対象とするインターナショナルスクールで、寄宿は10歳から受け入れている。
全体の生徒数はおよそ370〜380名、そのうち150名ほどが寄宿生としてキャンパスで生活している。
国籍は55以上にわたり、多様性に富んだ国際的な学習環境が特徴。教師と生徒の比率は4対1、1クラスの最大人数は15名と少人数教育を徹底しており、自然に囲まれた環境で個々の成長を支える仕組みが整っている。
アカデミック
スイス・バイリンガル、スイス・マチュリテ、IGCSE、IBディプロマといった多彩なカリキュラムを提供している。
- スイス・バイリンガル小学校(1〜6年生)
授業の半分をドイツ語、半分を英語で学ぶ。カリキュラムはスイスの教育課程に基づく。 - スイス・バイリンガル中学校(7〜9年生)
小学校と上級学校をつなぐ架け橋。個別のサポートにより、生徒はスイスのギムナジウム(高等学校)または国際課程へ進む準備を整える。 - スイス・ギムナジウム(7〜12年生)
スイスの教育課程に基づき、ドイツ語・英語に加えてフランス語を学ぶ。マトゥラ(スイス大学入学資格)はETHやHSGといった国内トップ大学に直接進学できるほか、世界中の大学からも認められている。 - インターナショナル・スクール(6〜12年生)
ケンブリッジのカリキュラム(CLSPおよびIGCSE)やIBディプロマ、またはハイスクール・ディプロマを履修可能。IBディプロマを取得すれば、スイス国内外の大学への進学が開かれる。
課外活動
課外活動は単なる余暇や付け足しではなく、学校生活の中心的な要素とらえ、50を超える多彩なプログラムがある。模擬国連(Model United Nations)、演劇、合唱、3Dプリント、工学など、生徒の好奇心と学びを学校の枠を越えて広げるものとなっている。これらの活動を通じて、生徒は自信に満ちた有能な大人へと成長し、健全な人生観と将来に役立つスキルを身につける。
サマースクール
毎年6月下旬には10歳から16歳を対象とした2週間のサマースクールが開催され、ドイツ語または英語を学びながら、さまざまなアクティビティや遠足に参加できる。