日本人が勉強しても「英語」ができない単純な理由

東洋経済:日本人が勉強しても「英語」ができない単純な理由 2021・9・21
~留学や英会話学校行くだけではできるはずない~

この記事を読んで興味深いのは、日本人で英語学校に行ったり、留学して英語を学んでも話せない理由は、ゴール設定をしていないからだと言います。

以下、一部抜粋してみます。

”講師の多くは他のアジア諸国でも指導経験があったので、日本以外ではどうだったかを聞いてみました。例えば子ども向けのレッスンの場合、中国や韓国では「小学4年までに英会話を習得する」「中学入学から2年間で英語を話せるようになる」といったゴールを設定し、毎日通うケースがほとんどだそうです。

これらの国は日本以上に学歴による格差が激しいので、親は子どもの受験が近づいたら勉強に専念させたい。ただし、将来いい仕事に就くには英語力が必須なので、受験勉強が始まるまでに会話に困らない程度にしておく必要がある。”

ということで、ゴール設定がいかに重要かが書かれています。
また、ロールモデルになる人物を見つけて、アドバイスをもらいに行ったり、あの人の様になりたい、それにはどうすればいいか?と考えて、留学をするといったことです。

例えば、アメリカ留学前の孫社長にとってのロールモデルは、日本マクドナルド創業者の藤田田氏だったそうで、ロールモデルを持つことが大切だとここで言っています。

実際、考えてみると、単に英語を学ぶと言っても、範囲が広すぎるので、目標がないと、本当にいい加減になり易いと思います。
私の場合、米国へ行ったのも、「資格を取って来るぞ。」、というのが目標でした。

私は、英語は道具に過ぎず、それを使って何をするか?の方が大事だと思っているので、たぶん、日本人は、英語が話せるかどうかではなく、英語を使って何をするか?の方にもっとフォーカスした方がいいのではないかと思います。

日本に来る外国人が増える中、外国人からよく、「日本人は英語が話せない。」という様なことを聞きますが、それは英語圏の人の奢りであり、それよりも、もし、そんなことを言われたら、「ここは日本なんだから、来る前に日本語を少しは勉強して来たら?」と日本人はその位のことは、英語ではっきり言うべきだと思います。
つまり、自国の言葉を大事にすることと、必要最低限の英語は話せる様にしておくことの両方が大事だと思います。

スイスジャパンサポート有限会社
近藤 美穂

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