ボーディングスクールを選ぶ

スイス・ボーディングスクールへの留学をお考えの方へ

まず、長期的なビジョンを立てましょう

まずは、お子様の留学への動機、留学の目的をしっかりと明確に考えてみましょう。成功する留学に必要なのは、主人公であるお子様のやる気です。主体的な意思がなく、お母様が留学をさせたくて強制的に言われたから、では受け入れ側の学校にとってもこの子は大丈夫かな? と思われます。入学許可が下りない場合のケースは、子供のやる気が欠如しているという理由が多々あります。

英語が話せるようになりたい、アルプスでスキーをたくさんして、世界の子供たちと友達になりたい、海外の大学に行きたい、日本の学校はつまらないから状況を変えたい・・・etc. 留学する目的や理由は、各々違うと思います。本人のやる気がない場合には、無理に勧めたりはしませんので、ご安心ください。当社では、思い切って決断された留学を、ぜひとも最後まで成功させて頂きたい一心で、提携先如何とは関係なく、お子様に合った留学を一緒に考えます。長い人生の中の1ページとして、ご自身のお子様にとってこれは本当にいい決断だと快く思えるよう、長期的視野を持って計画を立ててみましょう。

他の国とは違う! スイス・ボーディングスクールの特徴とは?

スイスには、全部で20校以上のボーディングスクールが点在しています。100年以上の伝統ある有名ボーディングスクールが数校あり、中でも最も古い歴史ある学校は、140年以上前に設立されています。世界各国から子供たちを毎年受け入れ、これだけ歴史ある学校が幾つも立ち並んでいるのはスイスだけです。主にレマン湖周辺のフランス語圏に集中していますが、ドイツ語圏にも3校、そしてイタリアに近いイタリア語圏にも1校あります。大半のボーディングスクールは、風光明媚な湖が見える高台やアルプスの山々に位置し、環境が素晴らしく、勉強だけではなくスポーツ活動や演劇・音楽等も大変盛んです。

スイスでもネイティブが英語を教えるなら、なぜ、イギリスやアメリカで勉強しないの? という疑問のある方がいらっしゃるかもしれません。イギリス等の英語圏のボーディングスクールは、政治家などを輩出して有名ですが、その大半が自国の子供たち、つまり母国語を話す子供たちです。それに比べスイスのボーディングスクールは、300人の生徒のうち、国籍が50カ国以上と、多様な価値観の中で互いの文化を尊重する国際性が身に付けられます。英語圏で学んだ子供や大人たちは、どうしても英語圏=海外=世界という視点が、無意識のうちに偏りがちになります。スイスで学ぶことで、世界には他の言語がたくさんあり、英語を話す国だけが世界の中心ではない、という体験をすることは、欧州全体を知る意味でもとても重要だと思います。実際に、スイスのボーディングスクールでは、フランス語かドイツ語(他言語の選択も可能)も習得しますし、英語とそれ以外の言語で卒業資格が取得できるボーディングスクールが大半ですから、学校のスタッフにはバイリンガルだけでなく、多言語を操れる人たちがたくさんいます。

スイス発祥の国際バカロレア

1968年にスイスで、国際バカロレア(IB)という教育プログラムが設立され、世界中の私立学校に広まりました。スイス発祥ですから、世界的に最も早く導入されました。より良いより平和な世界を築くために貢献する人材の育成を目的としており、その教育プログラムの特徴として「全人教育」を掲げています。世界147の国や地域で、4300校以上の学校で提供され(2015年11月まで)、日本では、35校ですが、文部科学省は、2018年までに、国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)を導入する学校を200校まで増やす数値目標を掲げています。グローバル世界に適応する教育と言われる国際バカロレア(IB)ですが、高く評価されている理由には、次の点が挙げられます。

1.単一の回答をもとめる手法ではなく、解決の難しい課題に対応する統合的手法をトレーニング 
2.母国語を尊重したバイリンガルプログラム 
3.世界上位の大学へ入学するプラットフォームとしてのIBDP

実際の生徒の声を聞くと、IBが目指す学習者像は考える人(Thinkers)、心を開く人(Open minded)、挑戦する人(Risk takers)、振り返りが出来る人(Reflective)だそうです。つまり、従来の日本の教育とは全く異なります。

卒業取得ディプロマ

各学校によって、イギリス式、アメリカ式ディプロマ、又はIB(国際バカロレア)、フレンチバカロレア、スイスのマテュラ、ドイツのアビテュールといった大学入学資格取得が可能です。スイスのボーディングスクールの高校を無事卒業し、自分の希望大学へ向けた入学資格が取得できます。もちろん、日本の大学を目指すことも可能です。

英語について

もし英語の理解に自信がなければ、日本の学校が3月に終了するので、こちらの学校の新学期が始まる8月末か9月まで、短期語学留学をする、ESLがあるスイスのボーディングスクールへ早めに入学する、スイスのサマーコースも毎年受講して勉強するという選択があります。多くの学校では、英語があまり分からないお子様にはジュニアスクール(小学高学~)から入学されることを推奨しています。中学、高校となると内容が高度になってくるため、柔軟性のある小さいうちに英語を訓練していくのが望ましいと考えられています。

スイス留学 ボーディングスクールについてよく頂くご質問

子供をスイスに留学させる利点、セキュリティ、受験で重視されることなど、ボーディングスクールについてよく頂く質問をまとめました

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