カナダと比較して、スイス留学の醍醐味とは?

カナダのバンクーバーで暮らしていた人と話をしていて、スイスの場合と比較して思ったことがあります。彼女が留学生と関わって現地で仕事をしていた当時の生活と、スイスとを比べた時の印象です。

1. 共通点

  •  まず、冬の寒さはあまり変わらなかったりするそうです。カナダもスイスも冬は、 ウインタースポーツが盛んで、スキーやスノボ―をして楽しみます。場所によっては、カナダの方が気温が下回る様です。
  • 交通機関が便利で発達しているので、バンクーバーの様な町では、車がないと移動できないことはないということで、スイスもそうです。

 

2.今度は、例えば、日本からの留学生について考えてみた場合、どちらの国へ留学した方が勉強になるか?と思って、聞いてみました。

すると、結論的には、スイスの方が、刺激がある、と言われました。なぜか?

 

まず、概して、カナダ人はフレンドリーといいます。これは、統計からも周知の通りで、私自身のカナダでの体験もそうです。

更に、バンクーバーには香港からの移民が沢山住んでいます。そこで、カナダ人は、彼らの英語にも慣れているので、変な顔をしないで対応してくれる、とのことです。

それを考えると、欧州のスイスでは、話されている言語は、公用語以外にも沢山あり、移民だけでなく、難民も沢山います。 どの人と話すかによって、バックグランドの歴史や文化があるので、ただフレンドリーというよりも、言語だけではなく、どう対応するかというコミュニケーションスキルが必要になります。つまり、誰と何をどんなシチュエーションで話すかを、意識して、コミュニケーションする必要があるのです。

これは、スイスにある多国籍企業でも同じで、ミーティングの際に、参加するメンバーを見て、ファシリテーターが、「さあ、今日は、スイス語にしますか、ドイツ語で話しますか、とか、英語にしますか?」、とか、まず言語の選択から入ります(私自身の経験から)。

多民族国家なので、こうやって、組織内のコミュニケーションが機能します。

スイスはヨーロッパの真ん中に位置するので、ヨーロッパ系の人が多いのは当然です。統計的に、スイス人の3人に1人は、外国にバックグランドを持つ親の下で育っています。言語の裏には、文化歴史があるので、ヨーロッパの国がモザイクの様に成り立っていて、スイスはその中でも特に、様々な国際色豊かな人々が住んでいます。

そんな様々な文化や歴史が背景にある国々の子供たちが、ボーディングスクールに集まって来ます。もちろん、他の大陸、北アメリカ、南米、アジアからの生徒も来ます。

その国のバックボーンをリスペクトすることが、国際教育のベースとしているので、一つの国で、単にフレンドリーに接していればいいという単純な公式は当てはまりません。

世の中、グローバル化が進んでくると、ネイティブ以外の人が英語を使って、コミュニケーションする機会が増えます。例えば、ヨーロッパ人同士は、ビジネス等のシチュエーションで英語を使ってコミュニケーションします。その国のアクセントや訛りがあっても、何を話すかが重要なので、あまり気にしません。

ということで、今回は、コミュニケーションについて、少し書いてみました。

 

特にスイスのボーディングスクールでは、1.英語は、ネイティブの先生が教えるが、ツゥールとして、ネイティブのものだけではない、2、現地で他の欧州言語(フランス語やドイツ語等を選択または義務)も同時に習い、覚える、3、日本人としてのアイデンティティ維持とIB学習等の為にも、日本語学習を持続することが理想的、というポイントがスイス留学の特徴となります。

 

近藤

スイスジャパンサポート

 

 

 

 

 

 

 

 


小泉進次郎氏の対談抜粋~海外留学の重要性~

“これから、日本には「人生100年食堂」が必要だ”と題した、
特別対談:リンダ・グラットン×小泉進次郎が、東洋経済新聞社のオンライン記事(2018年01月01日付け)に掲載されていました。http://toyokeizai.net/articles/-/202617?page=6

興味深い内容だったので、ここにご紹介します。

まずは、この対談に至る紹介を記事より抜粋です。『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』の著者で、英国ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏。そして、自民党「人生100年時代戦略本部」事務局長で、『人生100年時代の国家戦略』に500日間にわたる激論の様子がつぶさに描かれた小泉進次郎衆議院議員。英国の心理学者と日本の政治家という異なる立場から、超長寿化に向かう日本社会の問題点と制度設計について語り合う。

ここでは、特に小泉氏の海外留学に対する見解について述べられている点を抜粋してご紹介します。

小泉:僕は3年間、アメリカで生活しました。大変だったのは、静かにしていることは、評価されることではないということです。自分自身を変える努力が必要だった。大事なのは、英語がうまいかどうかではなく、自分が何を考えているのかを伝え切る努力をすることでした。そして、手を挙げること。私はここにいるという証明をすることです。

海外留学をして、真の多様性とは何かということも理解しました。僕はよく若者たちに「自分が外国人になる経験をしよう」と話しています。自分が外国人になる。つまり自分がマイノリティになるということです。

すると、いままで当たり前だと思ってきたことが、当たり前ではなくなり、日本の常識や価値観は、ワンオブゼムだと理解するようになる。語学を学ぶ以上に圧倒的に大事なことです。

グラットン:おっしゃる通りです。経験の幅を広げ、他国を知るだけでなく、自分がマイノリティになる、これはとても重要なことだと思います。100年生きるのならばそのチャンスがあります。ぜひ若い人々には旅行してほしいと思います。日本が世界標準のものをつくろうと思ったら、まずは世界を理解するところからはじめなければなりませんから。

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このように、小泉氏の留学経験と海外留学の大切さについて語っており、同感です。言語のうまさそのものではなく、中身を鍛えること、どう伝えるか、自分が外国人になる、といった経験をすることの重要さを話しています。

皆さんはどう思われましたか?

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近藤

 

 


東洋経済から:“日本の学校教育が国際的に全然悪くない理由” 教育研究者ルーシー・クレハンについて、私の経験を交えての考察

東洋経済から:“日本の学校教育が国際的に全然悪くない理由” 教育研究者ルーシー・クレハンについて、私の経験を交えての考察

 

東洋経済に、日本の教育と外国の教育との違いについて言及している記事(2017年11月2日付)がありましたので、ご紹介しながら、私自身のスイスでの経験から書いてみます。「」は記事の引用文です。

 

まず、西欧の公立小学校から、学力別にクラス分けをしています。この記事では、イギリスの学校がそうだ、と書かれていますが、ドイツやスイスでも同じです。つまり、日本よりもシビアな面があります。

日本の中学校の校長先生が、日本でそれをしない理由として、「日本には、万人に等しい教育を受けさせるという非常に強い信念があります。そういう伝統なのです」と言っています。

また、記事の中で、「努力によって物事は達成されると考える日本の子どもたちは、失敗したときにも、その失敗に刺激されてさらに頑張る。西欧の普通の子どもたちとは正反対だ。」と指摘しています。この辺の話も、私は子育てをして来て、西欧で経験しています。

次に、塾についてですが、スイスの公立の小中学生でも、個人教授式の塾はあることはあります。昔、私の娘の同級生の母親が、彼女の娘が高校へ行く進学コースの成績に若干届かないというので、塾へ通わせていました。

但し、スイスの場合も、この記事と同様に、日本の親が思う様な、“努力すればかなう“とは逆でした。向うの両親も、進学かどうかについては、ある程度、すでに決まっていると思っている感じが強かったです。ですから、日本の様に、多くの子供を塾へ通わせることはありません。

記事では、日本的な考え方としての違いが、結論的に書かれています。「日本の子どもたちも、人によって生まれつきの能力の違いがあることを認識してはいるが、それより努力のほうが成績を上げる力があると考えているのだ。」

この様な記事の内容と、スイス現地での語学学校の経験から、私が思ったことは、“日本の学校はクラスの中レベルに合わせるが、スイスの場合は、むしろ出来る生徒に合わせる”、という違いが見受けられることです。

日本の場合は、多数派である、中レベルに合わせることで、クラスの平均点を上げます。

それに対して、スイスの様に、出来る生徒に合わせた場合、出来る生徒が暇になることはありませんが、出来る人と出来ない人との差が開きます。

但し、こちらの公立学校では小学校高学年から、すでに学力でクラス分けされるので、そういう意味では、差が開きすぎる前に、クラスが変わっているということになります。

また、学力別にクラス分けされてからも、あとから頑張って、進学クラスへ行くという場合もあります。

スイスの公立の小学校でさえ、まれではありますが、1年早熟に入学させる事もあります。但し、それには、教師が相当に調査検討をしてから、決断をします。その逆に、小中高校でさえ、落第も存在します。落第は小学校から意外とあります。

又、スイスのボーディングスクールでは、例えば、算数が出来る生徒には、どんどん次のレベルへ行かせて、年齢より上の内容を学習させる学校もあります。小学生でも数学だけ、中学生の教室に座っているという感じです。これは、少人数制で、個人に対するケアが豊富な為、可能になります。

私は個人的意見として、出来る子には、どんどん次へ進ませてやらせるという方法には、賛成です。

もちろん、その子の得意科目に対してであって、体育やクラブ等は年相応に行います。その理由として、他の子がわかるまで、待っているのは、実際、つまらなく、その子の時間の無駄になるからです。

ここで垣間見た、これらの西洋と日本の教育の違いは、全体のレベルを上げるのか、個人の得意科目のレベルを上げるのか、ある意味、集団主義的教育と個人主義的教育かの違い、とも言えると思います。

日本と西洋の教育の大きな相違は、つまり、当然のことですが、ここが大きなポイントになります。

お子様の留学を考える前に、こういったことも念頭に置き、もう一度、そのお子さんに適しているのはどこなのか、検討されたら如何かと思います。

近藤

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スイスボーディングスクールの選び方~その1

時々、日本からいらっしゃる親御さんとお子さんに同伴して、スイスのボーディングスクールへ、

学校見学に行きます。

最初から日本でよく調べられて来る方が殆どで、日本で映像やサイトを見て、どの学校にするか、

決めて来られる方も多いです。もちろん、人からの情報もあります。

それでも、本当にそこでいいのか、と思うのは当然です。

 

”百聞は一見にしかず”、とはよく言ったもので、動画でさえ、実際に行った時のイメージとは少なからず

異なることがあります。

それは、”その場の空気感”というものは、現地のそこへ行かない限り味わえないものだからです。

日本でご相談の際に、私は、”是非、一度スイスへご家族で見にいらしてください。”と言います。

行くのは子供なので、どれにするか、自分ではっきり言えるお子さんなら特に、一度は来て、

確信をもってから決めた方が正解です。

よく画像を見て来た方でさえ、”大体イメージ通りだけど、もっと~だと思ってた、etc”.と言います。

出来れば、サマーコースを一度試してみるのもお勧めです。

 

スイスって田舎なんだ、ということが来てみてわかると思います。

”こんな田舎にテロがあっても、牛に当たるのが落ち”、と言った人もいました。

日本人は、ヨーロッパ=テロというなので、来ると安心するみたいです。

 

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近藤

 


世界標準の子育て(船津徹著、ダイヤモンド社)について

 世界標準の子育て(船津徹著、ダイヤモンド社)についての紹介が、ネットで掲載されていたので、ここにご紹介します。(lifehacker Yahooニュース8月2日付から抜粋)

著者は、日本の金融会社、幼児教育会社を経て、英語教材制作会社を立ち上げ、その後、米国に移住し、現在は、ホノルル、ロサンゼルス、上海で英語学校を経営しているそうです。

著者が預かってきたアジア諸国出身の子供達は、のちにハーバード大学やイェール大学に進学し、グローバル企業で活躍中。しかし、彼らは初めから優秀だったわけではなく、ではどうやって、挫折や自信喪失を経験しながら、それを乗り越え、克服してきたのでしょうか?

その時支えになるのが、”困難に負けない「強い心」です”。子供が勝手に身につけるものではありません。育て方によって身に着く、後天的な資質なのです「はじめに」より。

タイトルになっている「世界標準の子育て」の根幹となる3つの条件は、「自信」「考える力」「コミュニケーション」だそうです。

第一の「自信」について

子育ての中の3つの条件の中で最も重要なのがこの自信です。子供の自信を強くすることが出来れば、子育ては90%成功したと言っても過言ではないそうです。「自分は出来る!」という自信が、環境の変化にもへこたれない、挫折もばねに出来るタフネスの源になるというのです。

性格的にも自分は、「できる」と心から信じられる子は、勉強、スポーツ、人間関係に積極的で前向きになるもの。新たなチャレンジを恐れず、勇気と根性に満ち溢れた子供に育つということ。

自信の源泉は、子供が自分の意思で取り組んだ時、「自分の力で出来た!」と成功体験に基づいて生まれるもの。ところが、「人に迷惑をかけないこと」、「集団のルールを守ること」と重んじる日本の子育てでは、子供のやりたいことを自由にやらせるよりも、子供の行動を制限しようとする場面が多いというのが現状です。

母親の過干渉、手出し、口出しが多い日本ですが、子供のやる気をつぶさない様に配慮することが大切だそうです。

第二の条件、「考える力」

変化の激しい時代こそ、自分で考えて判断する力が強く求められるということ。情報を見極める力、常識を疑う力、未来を予測する力、多面的に考える力、自分の思考を検討する力など「考える力」が育っていなければ、氾濫する情報や社会の変化に振り回される人生を送ることになってしまう可能性ががあります。

キャリア面でも、一生懸命勉強して、いい大学に入り、いい企業に就職する、という考え方は通用しなくなっています。そこで、子供達は、これまでの常識や価値観の中で生きるのではなく、自分の人生を自分の力で、開拓しなければならないということ。自分の強みを知り、「どんな人生を歩みたいのか」、「それを実現する為にどう行動すべきなのか」の答えを得るために、「考える力」が必要になるということです。

しかし、日本の学校教育の主流は、知識の詰め込みで、答えが決まっている問題の解き方指導をしていて、「考える力」が育ちにくいのも事実。知識は必要だけど、「知識をどうかつようするか」、「答えのない問題をどう解決するか」を考える力の育成こそ重要視されるべきと著者は述べています。

日本の学校教育のように数値で評価できる知識やスキルをハードスキルと言い、明確に数値化できないものをソフトスキルを言います。それは、すなわち、論理的思考力、分析力、批判的思考力、問題発見力、問題解決力等、テストのOXでは評価出来ません。

今、世界の学校k療育の主流は、このソフトスキルです。答えのない問題にどう取り組むべきか、考える技術を教えることが、学校の役割だと考えられているということ。

 第三の条件、「コミュニケーション力」

多様な文化や考え方が出て来ることで、コミュニケーション力は大切になってきています。

意思疎通が出来ない、人間関係が作れない、仕事がスムーズにいかない等、コミュニケーション力がなければ、多くの障害が生まれて来るもの。人生の選択肢を広げていくには、どんな環境になったとしても、周囲の人達と信頼関係を作る為の、コミュニケーション力が必要だという考え方。

この本は、子供達をエリートにするための本ではありません。

「この先どんな環境になったとしても、子供達がたくましく、希望を持ちながら、自分らしい人生を生きていってもらうために、私たちはなにをしてあげられるか」という考え方が提示されているとのことです。

この書評を読んで。。。

この書評を読んでいて、まさに、今多くの母親が直面していることに、3つの答えを提示してくれている感じがしました。と同時に、私から見れば、これらの条件は、まさにスイスのボーディングスクールで習う事と等しいのです。

ボーディングスクールでは、うちではこんな子が欲しい、とは明確には言いませんが、まさに、ここでいう、「自信がある子」を彼らは自分の学校に呼びたいのが本音です。あとの二つの条件も、理にかなっていて、英語がある程度話せて、自分で考えて行動できる子供です。

ある程度の土壌があれば、あとは、学校で更に、これらを訓練して学んでいくのです。日本の土壌で、これらを習得していくのは、少し難しいので、お金の余裕がある家庭では、ぜひスイスに留学させる選択肢も考えて頂きたいと思います。

スイスジャパンサポート

近藤

~スイスボーディングスクールへ行かせた親としてのアドバイスが

役立てていただければと思います。

 


海外に住んでいて残念だと思う事。

日本にいて、日本の社会にどっぷりと浸かっていると気づかないことが、外国から俯瞰して見ることで、日本について気付いたり、思ったりすることも多々あります。

最近、中国の企業進出が躍進して来ると、日本企業の影がどんどん薄れ、ヨーロッパのスーパーや百貨店では、中国製のモノばかりが並んでいます。日本人が日本へ行って、炊飯器を下げて帰ってくるならまだしも、こちらの人がオンラインで、日本製の炊飯器を購入したいと思うようものなら、簡単ではありません。

ヨーロッパに長年、25年も住んでいると、日本の経済は、失われた20年来、どんどん後退している、つまり、日本は覇気が無くなっていると感じて、残念で寂しくさえ思います。

逆に中国は勢いを増して、ドイツやスイスなどの企業買収をしています。

これと平行して、スイスのボーディングスクールに来る中国人生徒の数もかなり増加しています。

中国からは授業料が高くても、相当数の生徒がスイスに集まって来ます。日本人の生徒の場合と比較してみると、日本人の定員には、まだまだ余裕がありますが、中国人の場合は、来たくても国籍割り当てで、切られてしまう程です。

つまり、中国は企業進出の勢いだけに終わらず、若い人員もどんどん海外へ来ているのです。もちろん、人口の規模の違いもありますが、中国の勢いというものを感じずにはいれません。

日本に必要なのは、元気ある、勢いですが、それは、若い人たちが持つ未来のエネルギーでもあります。

日本は教育面から活性化されてこないと、新しい発想が生まれて来ません。

それには、やはり、若いうちから海外に行ける人は行って、異なる視点から世界を見て来ることが、重要です。 どんどん、海外へ来て、今世界の中心である、西洋を見て欲しい、と心から思います。

ボーディングスクールへ来ると、日本の子供達が言うのは、食事についてです。日本は世界一美味しい国なので、寮生活の食べ物について、言ったらきりがありません。

 やる気の有る子には、ぜひ、海外の学校に来て、ダイナミックな世界の動きを体で感じて欲しいと思っています

スイスジャパンサポート

近藤

 

 


海外の大学の卒業式に参加して~感じたこと。

今日は、私の子供が海外の大学を卒業し、親として卒業式に出席して来たことについて、書きたいと思います。うちの娘が行ったのはイギリスの大学です。

まず卒業式で驚いたのは、中国人留学生の多さでした。壇上で一人ずつ卒業生の名前が呼ばれるのですが、中国の名前が多いのに驚きました。一人くらい日本人がいてもいいのに、と思った程です。

もちろん、他にも欧州からや米国などからの留学生もいますが、彼らは目立つのです。ちなみに学部は経済ですが、女子学生も結構いました。

娘から日本人留学生もいるとは聞いていたのですが、どうも、短期留学生らしく、日本人の名前はありませんでした。

名前が呼ばれて、壇上へ上がる際に、友達も詰めかけているので、名前が挙がるとすぐヒューヒューと歓声が上がったりして、その子の人気度がわかります。うちの娘は友達が何人も来てくれたので、歓声が沸いて、皆が動画を撮影してくれていました。

学長ともう一人の方のお話、そして卒業生代表の言葉が終わると、卒業生が拍手で退場し、立食パーティー会場へと皆移動します。その間に、卒業生は仲間と談笑したり、プロのカメラマンに撮影をしてもらったり、、、している間、親は子供の友達を紹介されたり(離れているので、初めて会う子が殆どです)、友達の親を紹介されたりします。

自慢ではありませんが、うちの子供の場合、様々な国籍の友達がいるので、会う親や友達の方も、イギリス、フランス、ドイツを始め、色々でした。イギリス人の女性から、「あら、あなたが、。。のママ?」と私に話しかけて来て、娘の友だちのママ、、ということで、すごいブリティッシュアクセント~という場面もありました。

その後、娘が予約したレストランに私達両親とうちの子供の他、友人合わせて9人が集まり、会食しました。

皆、明るく親切な子達だったので、楽しく談笑することが出来ました。皆早口でよくしゃべること❢

そんな中、彼女の英語の上達も垣間見れました。隣の彼女の友達に、「皆卒業したり、これからするけど、大学は実際、レベル的にはどうだったの?」と聞くと、ドロップアウトした子が何人もいた話や、試験の受け直しもあったり、、「。。ちゃん(私の子供)は、かなり勉強してましたよ。」「ただ、彼女の場合、勉強する時はして、そうじゃないソーシャルの方も活発だったけどね。」ということで、彼女は遊びも沢山したというのが仲間の話。

感じとしては、スイスの大学よりは難しそうではないが、日本の大学よりは勉強しないと落されるという印象でした。中にはイギリスの大学を卒業後、パリの優秀な大学の修士へ進学する子もいました。

その中で、オーストラリア育ちでコリアンのクラウディアは、うちの娘と仲良しで、彼女の話がとっても興味深く、いつも私は笑ってしまいました。英語は小さいころからオーストラリアで育った為、ネイティブで、家では韓国語、そして、日本語も少し習ったことがあるそうです。大学はイギリスで学び、この後は韓国へ戻るそうです。東洋と西洋を股にかけているので、彼女の視点が面白くて、日本で言ったら、バラエティ番組でも見ている様に、テンポよくずばずば話し、聞いていて爽快です。

西洋人は、日本人に比べると、皆体も雰囲気も大人っぽく、大学を卒業したというよりは、すでに会社員じゃないかと思う程の子が多いです。

西洋人が大人っぽいというのは、すでに中学生の卒業式でも感じましたが、逆に日本人が子供っぽスギるのかもしれませんが。

スイスジャパンサポート

近藤

 

 

 


最近、現地で人に会って思う事と付加価値の概念とは。

最近、海外、ここスイスで、色々な人(ここでは日本人に限りますが)に会って思う事は、海外に住む日本人も、色々~ですが、大体共通しているのは、まず、現地に来たら、そこの言語を学習しているということです。

これは、常識的アプローチであります。日本人という言語が全く異なる世界から来たら、これから住もうとしている国の言葉がわからなければ、サバイバル出来ません。

スイスには、優秀な日本人(他の海外で勉学に励んできた方、元々帰国子女の方、留学経験がある方、etc.)が比較的多いですが、スイスという国自体、多言語国家なので、英語が出来たとしても、英語以外の言葉も学習する必要があります。

余談ですが、大体、この国の子供達からして、小学校で外国語が2言語学習する必要があるという環境です。ましてや、それが、外国人家庭であれば、言語は更に増えます。

で、話を元に戻すと、皆来たばかりで、ランゲージスクールに通って、一生懸命に語学学習をして、子の現地の世界を少しでも理解しようと、時間と共に慣れて来ます。

女性の場合は、子育てもあり、仕事に没頭する人もあり、両方する人もあり~で、ドイツ語圏であれば、スイス語と呼ばれる、ドイツ語の方言も理解し、話せる人もいます。

で、その後ですが、私が最近思うことは、言葉が理解できたら、その後じゃあ、一体それを使って何をするの?です。言葉が理解出来たまでは、子供が少し大人に成長したのと変わりありません。

そこから、オリジナリティを発揮して、自分から何をするかが大事だな、と。その場合、言葉はむしろ、文法や発音がずれていたとしても、あまり問題ではなく、何をそこで、あるいはその言語を使ってするか? 行動(体験)することが大事だと感じています。

それは、日本にいても同じで、なになに大学を出ましたという証書=ブランドを手にすると、一生それを引っ提げて行けるわけですが、それを生かすならともかく、”だから、何?”ということにもなりかねません。

スイスに留学する子供達に置き換えても、まずは、学校で英語漬けになることは大切なこと、もちろん卒業証書なども大事、でもその後、そこから、じゃあ、何をするのかが、人生でもっと大事になって来ます。

語学は、一つのステップで、道具でしかない、と私は考えます。大事なのは、それを使って、自主性を持って、自分らしさを出し、ビジネスなり~etc.をしていくかです。

ビジネススクールの専門用語の一つ、added value (付加価値) という単語こそ、常に私の脳裏から離れません。

モノやサービスを生産及び提供しなくても、考え方やアイデアを創造(想像、生み出す)には、added value (付加価値)こそ、大切な概念だと常日頃感じています。

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近藤 美穂 (スイス)

 

 

 


なぜ、スイス留学なのか?スイスと言う環境について。

私はスイスで子育てをして来ました。 うちの子供は、スイス(現地)の公立、日本補習校、そして、寮制学校を卒業し、もうすぐ、英国の大学を卒業する予定です。

一般の公立における、日本の学校教育と海外(スイス)のそれを比べてみると、どちらがいい、悪いということは除いて、その環境の大きな違いということを考えると、どの環境で子供時代の教育を受けるか、が大事な視点になります。

日本は、いわばアジアの中にある、集団主義の国であり、こちらの欧州のど真ん中にあるスイスは、個人主義の国です。それは、社会全体を見てもそうですが、つまり、そういった環境の中に教育も根ざしています。

現代日本という社会環境を考えて見る時、特に経営者や将来家業を受け就くといったお子さんにとって、日本の中で周囲と変わらない価値感の中で育つのと、多様性ある国際的な環境で学習するのとでは、雲泥の差がつくのは考えても明白なことと言えるでしょう。

スイスと言う国を見ると、これだけ国際性豊かな国は他にないだろうという位、日々生活していても感じます。日常のニュースでは、国内より国際ニュースの方が多い国です。なぜなら、ドイツ、フランス、イタリア等周辺国で起きたニュースや欧州の情報が頻繁に入ってくるからです。

それだけではなく、国内が小さい為、何かあれば、すぐ隣の国との関わりが出て来ます。中小企業の戦略を考えて見ても、当然国内以外の欧州や他国へ取引&進出するのは、ある種自然な流れです。

国民は、統計上4人に1人が外国籍です。実際には、国際結婚をした人や2重国籍の人はこれに含まれておらず、州によってもその割合いが異なり、外国人が大変多い国です。

言語の面では、公用語が地域によって、4か国語(独語、仏語、伊語、ロマンシュ語)がある上、ビジネスでは専ら、英語が話されています。

更に、他国からのEXPATが沢山来ています。国連を初め、国際機関が非常に多く、多国籍企業もひしめき合っています。家族で国を離れて働きに来る人の他に、大学へ学びに来る他国からの学生、そして、出稼ぎに来たり、移民・難民として入国する人達もいます。欧州では、ヨーロッパ域内での移動の自由が認められ、EUに加盟していないスイスでも、EUからの労働者が増加したことで、人口増加、住宅の増築があちこちで進んでいます。

このような環境と流れの中で、 現地の公立学校とボーディングスクールとはもちろん全く違いますが、私立寮制学校の環境は、周囲の国際的環境とは、日本の中のインターナショナルスクールやボーディングスクールと比較して見れば、それ程かけ離れたものではないということがいえます。そのボーディングスクールでは、数十か国からやって来た生徒達が、ネイティブの先生から英語(一部仏語や独語セクションもある)ですべての教科を学習します。

学校の旅行では、海外の様々な国へ頻繁に行きますが、スイス国内でも、国連へ行って、国連の模擬会合をしたり、ジュネーブの宗教改革の歴史に触れたりします。フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリアには、汽車やバスで行くことも可能で、飛行機ならどこも1時間圏内です。このような環境の中で、体験型学習が多く取り入れられています。

やはり、”小さい子には旅させよ”、という通り、若い柔軟な時期に、体験させることは色々な意味で、意義のあることだと思います。子供時代の失敗は、それが体験となって、自立しながら学んでいくのです。

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