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「子の将来は親の育て方次第」という大誤解

今回は、東洋経済の記事に紹介されていた、子育ての大誤解という本についての紹介と内容は、少し昔の記事ではありますが、考えさせられる内容なので、ここに、取り上げてみました。

もう、読んだ方には、ごめんなさい。以下抜粋します。

「子の将来は親の育て方次第」という大誤解

完璧な人間にも堕落した人間にもできない.ジュディス・リッチ・ハリス : 教育研究者、東洋経済から。

記事の内容:2000年刊行のロングセラーで、この夏に新刊として改題・文庫化された『子育ての大誤解――重要なのは親じゃない』の著者にして、アメリカの教育研究者、ジュディス・リッチ・ハリス氏は、「子育てにおいて、親の努力はほとんど無駄になる」という。ハリス氏が、子どもがどんな大人に育つかはすべて親の責任であるという「子育て神話」を一刀両断する。

子育て神話

まずは、筆者自身の経験が書かれている。

米国のマサチューセッツ州ケンブリッジで下宿をしていた。下宿の大家はロシア人夫妻で、3人の子どもたちとともに1階に住んでいた。夫妻はお互いに対しても、子どもたちに対してもロシア語で話した。彼らは英語が下手で、ロシア訛りが強かった。

しかし、その子供たちは、まったく訛りのない、近所の子どもたちが話すのと同じボストン゠ケンブリッジ・アクセントの英語を流暢に話していた。

「愛情をこめて抱きしめると、優しい子どもになる」「寝る前に本を読み聞かせると、子どもは勉強好きになる」「体罰は子どもを攻撃的な性格にする」世間でまことしやかにささやかれる移民先の言葉や習慣を親から学ぶことができないにもかかわらず、すぐにそれらを身に付ける。

ほかにも不思議なことがある。

イギリスの裕福な家庭に生まれた男子は、8歳になると全寮制の寄宿学校へと送り出され、その後10年間を学校で過ごす。

それでも、寄宿学校を巣立つ頃には立派なイギリス紳士の行動様式を身に付ける。上流階級のアクセントや立ち居振る舞いは父親そのものである。父親は、息子の成長にちっともかかわっていないにもかかわらずだ。

実は、子どもの性格に決定的な影響を及ぼすのは、親ではない。重要なのは仲間集団だ。家庭から解き放たれた子どもは仲間集団とのかかわり合いの中で、社会のルールや自らのキャラクターを身に付けていく。

社会不適合状態に陥った神童

ウィリアム・ジェイムズ・サイディスは、1898年4月1日、ボストンに生まれた。ゼロ歳の頃から両親による徹底的な英才教育を授けられ、11歳(当時最年少)でハーバード大学に入学。数カ月後には「4次元物体」と題した講演を行い、数学教授たちを驚かせたという。ウィリアムは、まさに神童だった。

しかし、この頃をピークに、ウィリアムの人生は暗転する。彼はやがて修士課程を中退。頭を使わない安月給の事務仕事を転々として過ごした。結局、ウィリアムは46歳で心臓発作のため亡くなった。独身で無一文、完全な社会不適合状態に陥っていた。

ウィリアムのおかれた状況は、仲間との付き合いがないままに成長したサルの状況と似ている。霊長類学の研究によれば、そういうサルは、母親不在のサルと比べても明らかに異常行動が目立つという。ウィリアムもまた、同年代の子どもたちとの普通の関係を知らずに育ったため、社会に適応できず、高い知能をふいにしてしまった。

ウィリアムの例からもわかるように、私たちの思いどおりに子どもを育て上げることができるという考えは幻想にすぎない。あきらめるべきだ。子どもとは親が夢を描くための真っ白なキャンバスではない。子どもには愛情が必要だからと子どもを愛するのではなくて、いとおしいから愛するのだ。

彼らとともに過ごせることを楽しもう。自分が教えられることを教えてあげればいいのだ。気を楽にもって。彼らがどう育つかは、親の育て方を反映した結果ではない。彼らを完璧な人間に育て上げることもできなければ、逆に堕落させることもできない。それは親が決められることではない。

地域によって異なる仲間集団の規範

ラリー・アユソというバスケットボール選手がいる。プエルトリコ代表として2004年アテネ五輪や2006年世界選手権にも出場した彼は、16歳まで「ニューヨーク最悪のスラム」として知られるサウスブロンクスに住んでいた。

成績不振でバスケットボール部への入部が認められず、ラリーは高校を中退。友人のうち3人は麻薬がらみの殺人事件に巻き込まれ、命を落とした。

犯罪の道に今にも足を踏み入れようとしていた彼を救ったのは、スラム街から子どもたちを連れ出し、遠く離れた別の土地に転居させるプログラムだった。転居先はニューメキシコ州の小さな町で、彼は中流階級の白人家族とともに暮らすことになった。

2年後、ラリーは転校先の高校のバスケットボールチームで、1試合平均28点を稼ぐエースとして活躍していた。成績もAとBばかりで、大学進学を目指していた。ラリーは南カリフォルニア大学に進学。卒業後、プエルトリコに渡ってからの活躍ぶりは、先に記したとおりである。

彼がサウスブロンクスの古巣を訪れたとき、かつての友人たちは彼の服装に驚き、話し方がおかしいと言ったそうだ。ラリーの変身は、ラリーを引き取った白人夫婦の功績ではない。ラリーの仲間集団が劇的に変わったからだ。

地域によって、大人の行動様式も、子どもの育て方も違う。らに地域によって、子どもたちの仲間集団が従うべき規範も異なる。ラリーが以前住んでいたような地域では、子どもたちの行動規範は攻撃的であること、反逆的であることだった。

サウスブロンクスに住むラリーの昔の友人たちは、「社会化されていない」わけではない。ほかの地域の子どもたちがするように、彼らは自分の属する集団に自分の行動様式と態度を順応させただけなのだ。ニューメキシコのラリーの新しい友人たちと行動様式、話し方、そして服装が違うからといって、サウスブロンクスの子どもたちが社会化を果たしていないことにはならない。昔の友人たちも新しい友人たちも、異なる規範を掲げるそれぞれの集団で社会化を果たしたというだけなのだ。

ということで、この内容の結果、それに関連して、私が申し上げられる事は、次の通りです。

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結論的に言うと、子供の取り巻く周囲の環境が、子供が成長する上で如何に大事か?に尽きるということです。

それを考えると、スイスのボーディングスクールの環境は、素晴らしいです。

設立百年以上の学校が数校あります。

但し、スイスの学校ならどこでもいいというわけではなくて、どのお子さんにもスキキライがあるので、もし、これからスイスへ留学をかんがえていらっしゃる様でしたら、まずは、学校見学又は、サマーコースを体験してみることをご提案します。

日本で、学校の画像を見ただけではわかりません。お客様と同伴してみて、「やっぱり、空気感がわからないから、見に来てよかった。」とおっしゃっていました。

本人が行って、”学校の雰囲気が自分に合っているかどうか、感じることが大切”です。

スイスのボーディングスクールには、日本で言う部活動の様な、文科系スポーツ系クラブももちろんあります。クラブは複数入れるので、其々に仲間が出来ます。授業の先生、クラブ、寮、アドバイザー、日本人がいれば、日本の友達、そして、エージェント、、幾つもの仲間の輪や相談相手がいるので、学校と寮だけの生活という単調なものではありません。

それ以外でも、日本で習い事をしていて、続けたいものがあれば、例えば、楽器やバレエなど、外部からの先生をお願いすることも可能です。

進化しているグローバル教育の、ボーディングスクールのお問い合わせは、以下まで。

近藤 美穂

スイスジャパンサポート

Hägelerstr. 3, 5400 Baden, Swityerland

www.swissjapansupport.com

 

 

 

 

 


アグネスチャンさんの教育法から学ぶこと。

“日経デュアル”というメディアから、アグネスチャンさんの教育についてのインタヴュー記事が掲載されていましたので、ご紹介します。

そこから、私達が読み取れるもの、私が感じたことを書きたいと思います。

実は本にも書いていて、この記事自体は少し古い(2016年)のですが、分かりやすく書かれているので、ここに抜粋して、ご紹介します。

http://dual.nikkei.co.jp/article/086/87/

アグネスチャン「私は教育ママ宣言をします。」が、記事のタイトルです。インタヴュー(上)子どもの可能性を120%伸ばし、息子3人をスタンフォード大に入れたがサブタイトルです。

 

1.学校に通って教育が受けられること自体が「恵み」

水もなく食べ物もないアフリカの国を訪れたとき、「今、何が一番ほしい?」と親達に聞くと、 5人のうち4人は「うちの子を学校に行かせてください」と言いました。彼らは教育は子どもの将来への鍵だと考えているので、「今日食べるものよりも20年先にわが子が今と同じような状況にならないように」と願うんです。

日本の大学はお金がかかりますが、アメリカに比べるとまだ安いほう。無償の奨学金もある社会ですから、ぜひやる気を起こしてありがたく教育を受けましょう。私は皆さんに「教育ママ宣言」をしてほしいです。

2.“チャイルド・ファースト”を夫婦で考え、インター校を選んだ

学校のためでもない、親のためでもない「この子のためだ」という教育が一番大事だと思ったんです。そのときから既に国際化といわれていて、どこでも通用する人間を育てるためには国際的な心はもちろん、英語も必要かな、と。

それで最終的に、多くのインターナショナルスクールの中でも一番日本語教育に力を入れている西町インターナショナルスクールを選びました。当時横浜に住んでいたのですが、学校まで歩いて行けるようにしたいと、学校周辺で土地を探し引っ越しもしましたね。

3.スタンフォード日本人枠は空席 中国人、韓国人のほうが入学に熱心

―― アグネスさんのように、自分の子どもをスタンフォード大学に入れられたらいいなと思いますが、日本の学校へ行っていて、急にスタンフォードに入るのはやはり難しいのでしょうか。

アグネス うーん、やっぱり英語力が大切なので……。子どもに英語力をつけてあげれば、不可能ではないと思いますよ。学校としては全世界からバランス良く学生を集めたいと思っている。でも、日本人枠は空席。今は日本からの留学生は少ないので有利なんですよ。

―― 日本の留学生が少ないのはどうしてでしょうか?

アグネス 申し込んでこないからですね。最初から無理だろう、授業料が高いんだろうと諦めてしまう方が多い。あまり事情を知らないからというのも大きいでしょうね。

実際、日本には優秀な方がいっぱいいらして、国内の難関校の試験に通るんだったら、本気になればスタンフォードだって全然夢ではないと思うんです。英語力が大切と言いましたが、中国や韓国の留学生はいるけれど、正直言ってそこまでネーティブでない人達でも、その他の得意科目などでカバーして入れています。

4.「7帝大、12大、新卒入社」なんてスケールが小さい! 子どもの夢の幅を狭めているのは、親の想像力の乏しさ

―― そこまでネーティブじゃないアジア人も頑張って入っている。日本はどうしてもガッツというか、競争力の部分では負けがちなんでしょうか。

アグネス 親の想像力が足りないんだと思います。日本の親は「7帝大、じゃなければ12大学」など自分の中でスケールを決めてしまっている人がとても多い。

外国へ行かなかった人に理由を聞くと、「外国の大学に行ったら、戻ってくるときは就職が1年遅れになる」とか、要するに就職戦争の中に入れないとか、日本の大企業の中に入りにくいとか、そういう心配をしています。

でも実際は、私の友達やうちの子の友達も帰国後に日本で就職しているけれど、記者になったり、外資系の有名企業に営業力や国際性を買われたりして、とても高収入の子が多いんです。

「君はこれが向いている」「君はこれがいいんじゃないの」と勧めるのもいいけれど、子どもには無限の可能性があるんですから、スケールの小さい話をしないで「子どもが本当は何をやりたいのか」ということを聞いて、その子の夢を応援してあげてほしいですね。

27年前私がスタンフォードへ留学したとき、アップル社の試験的なコンピューターを2歳半の長男が触っているのを見て、正直言ってこんなの本当にはやるのかなって横目で見ていました。

当時Eメールとかも分からなくて大変な苦労をしたんですが、当時からすると今は想像をはるかに超えた世の中。 DUAL読者の子ども達が社会に出ていく20年後もきっと親世代が想像できない世界が待ち受けているのです。

親の限られた想像力で子どもの将来を決めない、夢を小さくしないということもすごく大切です。いつも最先端を目指したほうがいいと思います。

5. 英語は知識を得るための必要ツール。第二言語として習得すべき

―― 日本の7帝大、12大を出て、同じような黒いスーツを着てリクルート合戦というのは、アグネスさんからすると、子どもの可能性に蓋をしてしまうように見えるんですね。

アグネス 日本にもとても優秀な企業がたくさんありますし、子どもがすごく望んでいればそれで十分だと思うんですけどね。でももう少し、子どもに対して可能性や夢の幅を広げてあげてもいいかなと思うんですね。

英語だってすごく好きな子もいれば、どうしても受け付けない子もいる。得意なことはどんどん伸ばしてあげればいいと思うんです。

英語を学ぶのはもちろん大人になってから有利ということもあるけれど、世界の知識のほとんどは英語に訳されているので、活用できるなら知識量がものすごく増えます。

さらに、やっぱり世界で一番多く話されている言語ですよね。私は第二言語を学ぶのであれば、まずは英語かなと思います。

―― 「夢の幅を広げる」というのは、アグネスさんご自身もお母さんになられてからスタンフォードに留学されています。ものすごく貪欲に勉強されたんですよね。

3人の息子さんをスタンフォード大に入れたというのももちろん偉業ですけど、まずお母さんご自身がスタンフォードに入っているということ自体、頭のいいご一家なんだというのが実証されているようです。

 

私見。。。「7帝大、12大、新卒入社」なんてスケールが小さい!子どもの夢の幅を狭めているのは、親の想像力の乏しさ、という箇所に共感します!

日本だけにとらわれていたら、想像力は広がりません。小さいころに海外に行かせて、ダイナミックな世界を見せることで、子供の想像力はたくましくなって、どんどん広がりを見せて行きます。

もちろん、国際結婚して、国境を跨いで活躍しているアグネスチャンだからこそ、インターナショナルな想像力が簡単に描けたこともあります。

親御さんが日本しかよく知らなかったとしても、子供の可能性を広げていくことは可能です。

そこはエージェントがお手伝いして、教育ママのアシストをします。

鎖国が続いた日本の歴史からは想像がつかない程、今やハイスピードで、海外との関係が進んでいます。ユニークな視点を持つことの重要性は、今後益々必須となり、それは海外留学という体験によって培われ、磨かれていきます。

日本の将来や未来を担う子供たちには、ぜひ、海外体験をして欲しい!と強く願っています。

近藤 美穂

スイスジャパンサポート


世界標準の子育て(船津徹著、ダイヤモンド社)について

 世界標準の子育て(船津徹著、ダイヤモンド社)についての紹介が、ネットで掲載されていたので、ここにご紹介します。(lifehacker Yahooニュース8月2日付から抜粋)

著者は、日本の金融会社、幼児教育会社を経て、英語教材制作会社を立ち上げ、その後、米国に移住し、現在は、ホノルル、ロサンゼルス、上海で英語学校を経営しているそうです。

著者が預かってきたアジア諸国出身の子供達は、のちにハーバード大学やイェール大学に進学し、グローバル企業で活躍中。しかし、彼らは初めから優秀だったわけではなく、ではどうやって、挫折や自信喪失を経験しながら、それを乗り越え、克服してきたのでしょうか?

その時支えになるのが、”困難に負けない「強い心」です”。子供が勝手に身につけるものではありません。育て方によって身に着く、後天的な資質なのです「はじめに」より。

タイトルになっている「世界標準の子育て」の根幹となる3つの条件は、「自信」「考える力」「コミュニケーション」だそうです。

第一の「自信」について

子育ての中の3つの条件の中で最も重要なのがこの自信です。子供の自信を強くすることが出来れば、子育ては90%成功したと言っても過言ではないそうです。「自分は出来る!」という自信が、環境の変化にもへこたれない、挫折もばねに出来るタフネスの源になるというのです。

性格的にも自分は、「できる」と心から信じられる子は、勉強、スポーツ、人間関係に積極的で前向きになるもの。新たなチャレンジを恐れず、勇気と根性に満ち溢れた子供に育つということ。

自信の源泉は、子供が自分の意思で取り組んだ時、「自分の力で出来た!」と成功体験に基づいて生まれるもの。ところが、「人に迷惑をかけないこと」、「集団のルールを守ること」と重んじる日本の子育てでは、子供のやりたいことを自由にやらせるよりも、子供の行動を制限しようとする場面が多いというのが現状です。

母親の過干渉、手出し、口出しが多い日本ですが、子供のやる気をつぶさない様に配慮することが大切だそうです。

第二の条件、「考える力」

変化の激しい時代こそ、自分で考えて判断する力が強く求められるということ。情報を見極める力、常識を疑う力、未来を予測する力、多面的に考える力、自分の思考を検討する力など「考える力」が育っていなければ、氾濫する情報や社会の変化に振り回される人生を送ることになってしまう可能性ががあります。

キャリア面でも、一生懸命勉強して、いい大学に入り、いい企業に就職する、という考え方は通用しなくなっています。そこで、子供達は、これまでの常識や価値観の中で生きるのではなく、自分の人生を自分の力で、開拓しなければならないということ。自分の強みを知り、「どんな人生を歩みたいのか」、「それを実現する為にどう行動すべきなのか」の答えを得るために、「考える力」が必要になるということです。

しかし、日本の学校教育の主流は、知識の詰め込みで、答えが決まっている問題の解き方指導をしていて、「考える力」が育ちにくいのも事実。知識は必要だけど、「知識をどうかつようするか」、「答えのない問題をどう解決するか」を考える力の育成こそ重要視されるべきと著者は述べています。

日本の学校教育のように数値で評価できる知識やスキルをハードスキルと言い、明確に数値化できないものをソフトスキルを言います。それは、すなわち、論理的思考力、分析力、批判的思考力、問題発見力、問題解決力等、テストのOXでは評価出来ません。

今、世界の学校k療育の主流は、このソフトスキルです。答えのない問題にどう取り組むべきか、考える技術を教えることが、学校の役割だと考えられているということ。

 第三の条件、「コミュニケーション力」

多様な文化や考え方が出て来ることで、コミュニケーション力は大切になってきています。

意思疎通が出来ない、人間関係が作れない、仕事がスムーズにいかない等、コミュニケーション力がなければ、多くの障害が生まれて来るもの。人生の選択肢を広げていくには、どんな環境になったとしても、周囲の人達と信頼関係を作る為の、コミュニケーション力が必要だという考え方。

この本は、子供達をエリートにするための本ではありません。

「この先どんな環境になったとしても、子供達がたくましく、希望を持ちながら、自分らしい人生を生きていってもらうために、私たちはなにをしてあげられるか」という考え方が提示されているとのことです。

この書評を読んで。。。

この書評を読んでいて、まさに、今多くの母親が直面していることに、3つの答えを提示してくれている感じがしました。と同時に、私から見れば、これらの条件は、まさにスイスのボーディングスクールで習う事と等しいのです。

ボーディングスクールでは、うちではこんな子が欲しい、とは明確には言いませんが、まさに、ここでいう、「自信がある子」を彼らは自分の学校に呼びたいのが本音です。あとの二つの条件も、理にかなっていて、英語がある程度話せて、自分で考えて行動できる子供です。

ある程度の土壌があれば、あとは、学校で更に、これらを訓練して学んでいくのです。日本の土壌で、これらを習得していくのは、少し難しいので、お金の余裕がある家庭では、ぜひスイスに留学させる選択肢も考えて頂きたいと思います。

スイスジャパンサポート

近藤

~スイスボーディングスクールへ行かせた親としてのアドバイスが

役立てていただければと思います。

 


東洋経済“我が子をKY人間にする親の3タイプ“の記事(2月16日付)。

サブタイトルは、“幼少期のコミュニケーションがカギを握る“で、とても面白い記事なので、ここでご紹介します。

要は、お母さんのタイプによって、どんな子供になるか、です。KY(空気が読めない)人間になると、後あと大人になってから大変です。 この記事をまずは、ここで抜粋します。

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この記事は、子どもが最初に出会う大人は“親”

そこで今回は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、空気が読めない子に育ててしまうママのタイプとその対処法をお話します。

当記事はIt Mama (運営:ターゲッティング)の提供記事です。http://itmama.jp

空気が読めない人間になる原因は、幼児期に“自分の言動が人にどう受け取られるのか”を知るチャンスがなかったからです。

子どもが最初に出会う大人は“親”です。その親が、喜怒哀楽の表情や感情を子どもに見せないとか、子どもの言動に対していつもニコニコしてしかることもしなければ、子どもは自分の言動の良し悪しや、自分の言動が人に与える影響について学ぶことができません。

子どもを「KYに育ててしまう」ママの3タイプ

(1)能面タイプのママ

子どもが何をしても何を言っても、感情を込めて褒めることもしかることもしない。喜怒哀楽を顔に出さないので、人からは怒っているのか喜んでいるのかもわからない。

■対処法

こんな能面ママに育てられると、相手の表情を読む訓練などできませんね。自分がこのタイプだと思ったら、今日から意識して、怒っている時は怒っている、喜んでいる時はうれしい、嫌なことをされた時は悲しいと、子どもにわかるように、大げさかなと思うくらいに感情を込めて表現していきましょう。

(2)奴隷タイプ

子どもが散らかしたものをせっせと片付け、欲しいといったものをどんどん与え、してほしいということを何でもホイホイしてあげる。かわいさのあまり子どもの言いなりになる。

■対処法

こんな奴隷ママに育てられたら、相手の立場を理解する訓練などできませんね。子どもを愛することは、甘やかすことではありません。どんな状況であろうと親が子どもに対して卑屈になってはいけないのです。子どもには先生のつもりで、毅然と接していきましょう。

(3)女王様タイプ

子どもは何もわからない。親の方が当然なんでもわかっているからと、子どもを自分の思い通りにコントロールしようとする。自分が敷いたレールの上を進ませようとする。

■対処法

こんな女王様ママに育てられたら、自分で考えることができず、相手の感情を推し量る訓練などできませんね。自分がこのタイプかもと思ったら、「ああしなさい」「こうしなさい」と指示を与えるのではなく、「今はどうしたらいいの?」「どうしたらいいと思う?」と問いかけ、子どもが自分で考え自立できるようにしていきましょう。

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これを読んですぐ思うのは、“いるいる、こう言うお母さん。“と思うことです。

私自身は子育てが終わったので、今となっては、人ごとの様に思います!?が、子育て中に、自分は、部分的にどのタイプもあったなと反省しきりです。

ここにも書いてありますが、「子どもが自分で自立できるようにサポートすること」に徹するのが大切だと感じています。

 結局、子育ては、一人前の人間になれる様に~が目的なので、やり過ぎても、やらなさ過ぎも良くなくて、むしろ、よく見守ってあげながら、あまり、こちらからは手を出さない程度の方がいいのではないか、という感じがしています。

母親が手を出せば出す程、子供の自立を阻む結果になるし、その子の人生を本当に考えてあげるのなら、自分の意思を押し付けるのもどうかと思います。

その辺は、子供を育てる母親自身が自立していないと、なかなか、難しいかもしれません。

お母さん自身が自分の考え方をしっかり持ち、気持ち的にも、ある程度余裕をもった態度で子供に接していないと、子供にしわ寄せが来てしまいますからね(なんてね)。

KY(空気が読めない)というのは、別に日本に限ったことではなく、西洋でも同じ様にマイナスです。小説を読んで、この主人公の気持ちはどうでしたか?とか、子供の国語のテストにもありますが、結局、感受性の問題に突き当たります。

大げさに言えば、この世の中、感受性ゼロの人間が犯罪を犯しているわけです。

その人達は、人の痛みが分からない、喜怒哀楽の表情がない、自分の感情を押しつぶしてきた、感情的に押さえつけられてきた為、対人関係の上で、感情がうまく表現できない人間です。

つまり、人との関わりのコミュニケーション能力がないということです。 感情がうまく表現できないから、人との接し方がうまくできないのです。

それを考えると、身近にいる母親に感受性が育っていないと、子供の表情も無表情になる傾向があります。

私の昔の上司のお子さんがそうでした。

その上司のお子さんとは、1度か、2度しか会ったことはないのですが、無表情なお子さんだな、という印象でした。やはり、親が無表情だったので、その影響だなと感じました。

小さい子供なのに、無表情だと、子供らしくないですね。

お母さんは、子供の表情を見て、コミュニケーションするので、小さい頃から感受性を育んでいく環境を作ってあげないと、そんな上司のように、大人になってから、お勉強はできるかもしれないけど、嫌われるタイプになるというわけです。

それを考えると、低年齢層向けのスイス寮制学校の子供達の感受性が豊かなのには、驚きます!

日本から留学に来たお子さんも含めて、全員、目が輝いていて、ぼーっとしている子供がいないのです。子供が小さいうちの良い環境が、とても大切だということが、この光景を見てよくわかります。

 

 


「勉強とは限らない、子供の得意を探せ!」東洋経済記事について。

東洋経済に掲載されていた、子供への教育相談の記事です。
勉強とは限らない、子供の得意を探せ!

サブタイトルが、子供が化ける瞬間を見逃すな、です。

母親から子供の相談です。

”小学校5年生(男の子)と2年生(女の子)の子を持つ母親です。子どもには多くの体験をさせることが大切だと思い、さまざまなワークショップ(年間30回ほど)に参加させていますが、子どもを見ていると、少々食傷ぎみ(母親に連れ回されていると思っている?)という感じです。
将来、社会に出ることを思えば、さまざまなことに興味・関心を持ち、満遍なく力を発揮できるバランスのいい子(ぜいたくですが)に育ってくれればいいなと思います。
ただ、あれもこれもと欲張った結果、何事も平均点、ということにもなりかねないと思うと、何か特定の得意分野で突出した力を発揮できるように応援していったほうがいいのかという気もします。先生はどのようにお考えになるでしょうか。”

これに対し、著者は大事なのは、「教育は、何を教わるかではなく、誰に教わるによって決まる」と言っています。
筆者が相談を受けた学生で、素直で、言われたことをすぐやる子がいて、筆者の指導で、一門で来たら、褒め、一門で来たら、褒めを繰り返していくうちに、「自分はもしかしてできる人間かもしれない!」という錯覚に陥り、初めは錯覚でも、それが継続していくと、成長意欲が出て、やがて本物の意欲になっていった末、エンジニアとして活躍している、という例を挙げています。

そして、結論として、

”子どもは本来、好奇心旺盛で、関心事は刻々と変わっていきます。そうした関心の連鎖の中で、親としてはそれらを否定するのではなく、応援していく姿勢が必要です。

親の思い込みや見栄によって、子どもを誘導するのではいけません。
親自身が周囲の情報に振り回され、右往左往して子どもを不安がらせることなく「子どもの人生のために適切な環境をつくる」という決意さえすれば、やがてお子さんは自らの最適な進路を自立的に選択していくはずです。”という言葉で締めくくっています。

私見。。。
 この記事を読んで、前回の教育相談の例に似ていますが、結局、子供に~私(僕)は、~ができるんだ、という自信を持たせる、自負できるものを持つというのが、大事な点は、共通しています。

その自信の感覚を得るまでに、様々なことにトライするでしょうし、そうしているうちに、突然、”パチン!”と響く瞬間に出会えるのだと思います。

 今までの学校~塾~家という日常から、一端離れてみる=留学は、その点、”パチン!”のスイッチが入り易い機会を与えてくれます。
あれ(留学)以来、大人びた、と言ったお母さんもいらっしゃいます。

私(僕)には、これ~があるから、何が来ても大丈夫だ、という自信です。
ドイツ語では、Selbstbewusstsein と言って、人間にとって、それは必要な資質=自分を信頼していること=自信(自負心)なのです。

この自信が、小さいうちに芽生えた子供であれば、進路に対する選択もあまり迷うことなく、~これがやりたいと、自分から言って、その道に向って突き進んでいくでしょう。
それが、40歳を過ぎても、自分探しの旅~と言っていると、その後の人生、フォーカスがぼやけてしまいがちです。

そういう意味でも、短期又は、長期の留学をさせるのは、私は一つの機会として、子供にとって、世界を広げ、刺激を受ける体験だと思っています。

次回は、日本での英語キャンプと、海外英語キャンプの違いを書きます。

 


子供のやる気を起こさせるには?~自己肯定感と安らぎが大事。

 東洋経済の教育悩み相談みたいな記事に、”大人の勉強指導室”という連載があり、親の悩みとその解決方法が掲載されていました。

”親の修造力が、このやる気に火をつける”

それは、「受験生の息子が、親の助言を聞かず、頑固で完全主義の為、それが勉強の妨げになっているが、親として、どうサポートしてあげればよいか?」、という相談でした。

この相談に対して、その筆者は、「モチベーションがなく、全然勉強しないよりは、100倍まし。」と言い、では、親の出る幕はどこにあるか?という点に関して、息子さんが家庭に求めるものは、”自己肯定感”と”安らぎ”が大事だとアドバイスしています。

筆者が言うには、開成とか東大とかの難関に合格してきた子供たちは、皆、自己肯定感があり、”俺って、すげー”とか思っている子供だそうです。(東洋経済から引用)

 ”お前なら出来る”と握りこぶしを出して、言っている、修造のカレンダーがはやっているのもそこにあると筆者は言っています。
 開成中受験の際に、筆者の母親が言った言葉に”あなたならちょっと失敗しても、真中くらいで受かるわよ。” だったそうで、子供としては、そういう言葉に安心するようです。 そして、父親の方は、何かにつけ、”大したもんだ”を連発していたようなのです。
 つまり、ただ単に、”勉強しろ。”とは言って、プレッシャーをかけないというのがポイントです。

 そこで、この話を聞いて、私がすぐ思ったのは子供に自己肯定感をつけるには、まさに、”プチ~留学体験”で得られることと一緒だ、ということです。

 なぜなら、外国に一人で投げ込まれる境地に置かれると、自己肯定感無くしては、生きていけないからです。ただ、気をつけなければいけないのは、本人に嫌々、無理やり行かせるのはやめた方がいいということです。
この場合、誰でも行かせればよい、という意味ではありません。

もちろん、日本にいても、自己肯定感は育つと思いますから、留学というのは、ひとつの選択です。

多くのお母さん達がやらせていることですが、子供のうちに、何でもいいので、習い事をさせ、それによって、”成功体験”を実感させて、それを増やしていくというのが、子供の人間形成の過程では大切です。
 私の現地での経験から、スイスの私立寮制学校で学んでいる子供たちは、皆自己肯定感が強いです。
この場合、日本人に限りませんが、逆に言うと自信あり過ぎの子たちが多くて、自分の前途には色々な可能性、つまり、進路選択があるけど、私は、その中で、これを選ぶんだと、いう感じです。

時々、娘の友達達が家へ遊びにやって来た時に、皆高校生でしたが、すでに自分の将来の進路をはっきりとした口調で、述べる姿には、しっかりしているな、と感心しました。 誰ひとり、ぼーっとしている子供はいませんでした。

私が見学した、低年齢層を受け入れているスイスの学校では、まさに、”子供に自信をつけさせること”を学校の指針としています。 私がその学校を訪問し、そこで、留学中の日本の子供たちに会った時、彼らの眼は、きらきら輝いていて、自信に満ちている感じがしました。

もちろん、一方で、言葉の壁とか、ホームシックもあると思いますが、そういうことを乗り越えたりしながら、自信は生まれて来るように思います。