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”東洋経済 世界で日本ビジネスの存在感が減退するワケ” で思うこと。

「日本エリートはズレている」の著者に聞く2017年03月13日

https://toyokeizai.net/articles/-/162347?page=4

 

昨年の記事ではありますが、中々真意を突いていて、最もだ、と思ったので、ここにご紹介します。

私: 海外(欧州)に住んでいると、日本企業がもっと来て欲しいな、と思いますが、様々な理由から日本企業の海外進出は容易ではありません。何と言っても、現地に根を下ろしていないから、発展していかない、というのが最大の理由の様です。

元々、フロンティア精神が低い為もあるでしょうが、どうせ、3~5年の海外転勤だ、と割り切って、慣れる頃には、帰国してしまう転勤族が殆どです。

上記の雑誌の記事から抜粋すれば、

「日本は研究熱心で、積極果敢なファイターだったが、今は違う。慎重なだけで意欲に乏しい」

「国内の尺度に縛られ、世界が見えていない」と心配している。「日本企業は、その国にじっくりはりつき、利益もリスクもシェアする関係を築こうという、意欲や体力がないのか。案件受注だけさっとやるつもりか。であれば、将来は厳しい」との声がある。

日本企業に長所は多いが、他国との比較の習慣を持たず、世界に関心が向かないことが根本的な制約になっている。中東や中韓の方が、日本よりも自分の欠点を自覚し、世界をよく見ている。世界の動向や力関係などのルールを知らないまま、ゲームに参加しても、勝つのは難しい。

――記者も海外で取材すると、日本の常識は世界の非常識、日本は井の中の蛙、と思えることがしばしばだ。日本が外から学ばなくなりズレてきたのは、成功による慢心ということか。

それもあろうが、中東の富裕層からは、「世界のダイナミズムから距離を置き、小さな支流で清く正しく暮らす奇特な人たち」「それでは世界の舞台で活躍できない」と見えている。

技術格差が縮小し、各国にチャンスが広がる中、人が海外に食い込み、ネットワークを築くことが従来以上に重要なのに、日本は逆にここが昔より弱くなっているのでないか。対照的に、中韓はここを格段に強化し、力をつけた。

以上の箇所は、まさに的を得た文章だと私は思う。

私: 人口減少で国内の労働力が減る中、海外進出を考える企業も増えているとはいえ、現状は厳しい。そんな中、特に経営者の子供達に、海外を経験してもらい、若いころから海外留学をと考えて欲しい、というのが、私の会社を設立したミッションです。

日本の中だけにいては、世界の動きが見えないので、広い視野から物事を判断するとか、色々な考え方を持つ人がいるんだ、ということなどを体験から学んで欲しいと思っています。価値の多様性は日本にいただけでは、育むのは難しいです。

例えば、今、スイスへ留学する中国人、ロシア人の富裕層の子供達が増えています。

昔は、ヨーロッパ人を対象にしていたスイスボーディングスクールも時代の変遷とともに、世界中の子供達を受け入れています。

中でも、中国人の数が目覚ましく、ドイツ等で急ピッチで企業買収をしている中国企業の勢いを欧州のニュースで見ていると、企業人材もこうやって、スイス留学でどんどん輩出している様が、こちらにいると手に取るようにわかります。

それが、日本へ来て見ると、海外の動きは肌で感じられないせいか、日本人のサラリーマンらには危機感が乏しい感じがします。

未来を見据えた経営者の卵である日本人の子供達にとって、出来るだけ早いうちに海外で、外国人と接して勉強する機会を持つことが、今のグローバル社会では、大変重要なのです。

以上

低年齢からの留学相談は、スイスジャパンサポートの近藤まで。

 

 

 

 


「子の将来は親の育て方次第」という大誤解

今回は、東洋経済の記事に紹介されていた、子育ての大誤解という本についての紹介と内容は、少し昔の記事ではありますが、考えさせられる内容なので、ここに、取り上げてみました。

もう、読んだ方には、ごめんなさい。以下抜粋します。

「子の将来は親の育て方次第」という大誤解

完璧な人間にも堕落した人間にもできない.ジュディス・リッチ・ハリス : 教育研究者、東洋経済から。

記事の内容:2000年刊行のロングセラーで、この夏に新刊として改題・文庫化された『子育ての大誤解――重要なのは親じゃない』の著者にして、アメリカの教育研究者、ジュディス・リッチ・ハリス氏は、「子育てにおいて、親の努力はほとんど無駄になる」という。ハリス氏が、子どもがどんな大人に育つかはすべて親の責任であるという「子育て神話」を一刀両断する。

子育て神話

まずは、筆者自身の経験が書かれている。

米国のマサチューセッツ州ケンブリッジで下宿をしていた。下宿の大家はロシア人夫妻で、3人の子どもたちとともに1階に住んでいた。夫妻はお互いに対しても、子どもたちに対してもロシア語で話した。彼らは英語が下手で、ロシア訛りが強かった。

しかし、その子供たちは、まったく訛りのない、近所の子どもたちが話すのと同じボストン゠ケンブリッジ・アクセントの英語を流暢に話していた。

「愛情をこめて抱きしめると、優しい子どもになる」「寝る前に本を読み聞かせると、子どもは勉強好きになる」「体罰は子どもを攻撃的な性格にする」世間でまことしやかにささやかれる移民先の言葉や習慣を親から学ぶことができないにもかかわらず、すぐにそれらを身に付ける。

ほかにも不思議なことがある。

イギリスの裕福な家庭に生まれた男子は、8歳になると全寮制の寄宿学校へと送り出され、その後10年間を学校で過ごす。

それでも、寄宿学校を巣立つ頃には立派なイギリス紳士の行動様式を身に付ける。上流階級のアクセントや立ち居振る舞いは父親そのものである。父親は、息子の成長にちっともかかわっていないにもかかわらずだ。

実は、子どもの性格に決定的な影響を及ぼすのは、親ではない。重要なのは仲間集団だ。家庭から解き放たれた子どもは仲間集団とのかかわり合いの中で、社会のルールや自らのキャラクターを身に付けていく。

社会不適合状態に陥った神童

ウィリアム・ジェイムズ・サイディスは、1898年4月1日、ボストンに生まれた。ゼロ歳の頃から両親による徹底的な英才教育を授けられ、11歳(当時最年少)でハーバード大学に入学。数カ月後には「4次元物体」と題した講演を行い、数学教授たちを驚かせたという。ウィリアムは、まさに神童だった。

しかし、この頃をピークに、ウィリアムの人生は暗転する。彼はやがて修士課程を中退。頭を使わない安月給の事務仕事を転々として過ごした。結局、ウィリアムは46歳で心臓発作のため亡くなった。独身で無一文、完全な社会不適合状態に陥っていた。

ウィリアムのおかれた状況は、仲間との付き合いがないままに成長したサルの状況と似ている。霊長類学の研究によれば、そういうサルは、母親不在のサルと比べても明らかに異常行動が目立つという。ウィリアムもまた、同年代の子どもたちとの普通の関係を知らずに育ったため、社会に適応できず、高い知能をふいにしてしまった。

ウィリアムの例からもわかるように、私たちの思いどおりに子どもを育て上げることができるという考えは幻想にすぎない。あきらめるべきだ。子どもとは親が夢を描くための真っ白なキャンバスではない。子どもには愛情が必要だからと子どもを愛するのではなくて、いとおしいから愛するのだ。

彼らとともに過ごせることを楽しもう。自分が教えられることを教えてあげればいいのだ。気を楽にもって。彼らがどう育つかは、親の育て方を反映した結果ではない。彼らを完璧な人間に育て上げることもできなければ、逆に堕落させることもできない。それは親が決められることではない。

地域によって異なる仲間集団の規範

ラリー・アユソというバスケットボール選手がいる。プエルトリコ代表として2004年アテネ五輪や2006年世界選手権にも出場した彼は、16歳まで「ニューヨーク最悪のスラム」として知られるサウスブロンクスに住んでいた。

成績不振でバスケットボール部への入部が認められず、ラリーは高校を中退。友人のうち3人は麻薬がらみの殺人事件に巻き込まれ、命を落とした。

犯罪の道に今にも足を踏み入れようとしていた彼を救ったのは、スラム街から子どもたちを連れ出し、遠く離れた別の土地に転居させるプログラムだった。転居先はニューメキシコ州の小さな町で、彼は中流階級の白人家族とともに暮らすことになった。

2年後、ラリーは転校先の高校のバスケットボールチームで、1試合平均28点を稼ぐエースとして活躍していた。成績もAとBばかりで、大学進学を目指していた。ラリーは南カリフォルニア大学に進学。卒業後、プエルトリコに渡ってからの活躍ぶりは、先に記したとおりである。

彼がサウスブロンクスの古巣を訪れたとき、かつての友人たちは彼の服装に驚き、話し方がおかしいと言ったそうだ。ラリーの変身は、ラリーを引き取った白人夫婦の功績ではない。ラリーの仲間集団が劇的に変わったからだ。

地域によって、大人の行動様式も、子どもの育て方も違う。らに地域によって、子どもたちの仲間集団が従うべき規範も異なる。ラリーが以前住んでいたような地域では、子どもたちの行動規範は攻撃的であること、反逆的であることだった。

サウスブロンクスに住むラリーの昔の友人たちは、「社会化されていない」わけではない。ほかの地域の子どもたちがするように、彼らは自分の属する集団に自分の行動様式と態度を順応させただけなのだ。ニューメキシコのラリーの新しい友人たちと行動様式、話し方、そして服装が違うからといって、サウスブロンクスの子どもたちが社会化を果たしていないことにはならない。昔の友人たちも新しい友人たちも、異なる規範を掲げるそれぞれの集団で社会化を果たしたというだけなのだ。

ということで、この内容の結果、それに関連して、私が申し上げられる事は、次の通りです。

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結論的に言うと、子供の取り巻く周囲の環境が、子供が成長する上で如何に大事か?に尽きるということです。

それを考えると、スイスのボーディングスクールの環境は、素晴らしいです。

設立百年以上の学校が数校あります。

但し、スイスの学校ならどこでもいいというわけではなくて、どのお子さんにもスキキライがあるので、もし、これからスイスへ留学をかんがえていらっしゃる様でしたら、まずは、学校見学又は、サマーコースを体験してみることをご提案します。

日本で、学校の画像を見ただけではわかりません。お客様と同伴してみて、「やっぱり、空気感がわからないから、見に来てよかった。」とおっしゃっていました。

本人が行って、”学校の雰囲気が自分に合っているかどうか、感じることが大切”です。

スイスのボーディングスクールには、日本で言う部活動の様な、文科系スポーツ系クラブももちろんあります。クラブは複数入れるので、其々に仲間が出来ます。授業の先生、クラブ、寮、アドバイザー、日本人がいれば、日本の友達、そして、エージェント、、幾つもの仲間の輪や相談相手がいるので、学校と寮だけの生活という単調なものではありません。

それ以外でも、日本で習い事をしていて、続けたいものがあれば、例えば、楽器やバレエなど、外部からの先生をお願いすることも可能です。

進化しているグローバル教育の、ボーディングスクールのお問い合わせは、以下まで。

近藤 美穂

スイスジャパンサポート

Hägelerstr. 3, 5400 Baden, Swityerland

www.swissjapansupport.com