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子供の留学の効用~その1

 経営コンサルタントの石原明さんのメルマガの中に、以下のような下りがあります。読者からの相談に答えるものです。

”個別指導塾で専任講師をしている人間です。子どもたちと真剣に向き合っていく中で視野が広い、視点の高い子は学力も高い。さらにその後の成長スピードが著しい傾向にあるということを常々思います。 さらにそのように、石原先生流に言う「人称」の高い子は色々なことがうまくいっていたり、成長スピードが段違いです。

 そのような視点を養うためにはどのようなことをしていけばよいのでしょうか? 私は勉強するということを通して子どもたちの「人称」を高めていけるような指導をしていきたいと考えています。”

それに対して、多くの経営者に会っている石原先生の答えは、次の様なものです。

「コンサル業務を通して事業継承を考えていく中で、最近はまさに事業継承者に対する幼児期の教育、それも人称を上げる教育や環境が大切だと感じています。

それで、かなりの関心を持って優秀だと思えるビジネスマンや経営者の方にどういう子供時代を送ったかという質問をするようになったのですが、それで分かったことは、

1)自意識の芽生えや、精神的な自立が早い  

2)子供のころから大人目線をもっている(かなり生意気だったりする)  

3)「教わる」ではなく「考える」思考性を身に付けている

というような、特徴を認識するようになりました。

なので、そういう目線でよりデータ収集を楽しむようになっています。

[中略] 保育園ですから3歳くらいと思いますが、お母さんが「今日保育園でなにしてきたの?」と聞いた答えに、真顔で「お母さんはそれ聞いて何をしたいの?」と返答し、それ以来母親が妙によそよそしくなったと話すスーパーエリートもいます。(以上メルマガから引用させて頂きました)

。。。。 ここから下が、私の意見になります。 石原先生が指摘した、この3つの要素、<自立、大人目線、自分で考える>、というのは、大人に成長していく中で、大変重要な要素です。

とりわけ、日本の子供たちは、西洋の子供たちと交わると、ずっと子供ぽく見えます。 同年齢だと、日本人の子供は、未だ成熟していないという感じです。やはり、これら3つの要素が、西洋人の子供と比べて、度合いが低いからだと、私は思います。では、どうしたら、これらの要素を伸ばして、子供の成長を促せるか? を考えてみます。

 その一つのきっかけを与えてくれるのが、まさに留学という手段、というのが、私の見方です。 留学では、海外の子供と一緒にされるので、同じ感覚で、コミュニケーションができない、外国語でしか意思を伝えられない、という状況に置かれ、どうやって自分を表現するかを考えます。 

 つまり、そういうシチュエーションで学習することは、自立と、自分の頭で考える思考が身に付くいいチャンスなのです。 将来、経営者になるお子さんばかりではなく、やはり、こういう要素が身に付き易い、経験できる場を親が与えてあげることで、その後の人生にも、いい刺激になると思います。 

 皆さんは、これについてどう思われましたか?

 

 

 


子供のやる気を起こさせるには?~自己肯定感と安らぎが大事。

 東洋経済の教育悩み相談みたいな記事に、”大人の勉強指導室”という連載があり、親の悩みとその解決方法が掲載されていました。

”親の修造力が、このやる気に火をつける”

それは、「受験生の息子が、親の助言を聞かず、頑固で完全主義の為、それが勉強の妨げになっているが、親として、どうサポートしてあげればよいか?」、という相談でした。

この相談に対して、その筆者は、「モチベーションがなく、全然勉強しないよりは、100倍まし。」と言い、では、親の出る幕はどこにあるか?という点に関して、息子さんが家庭に求めるものは、”自己肯定感”と”安らぎ”が大事だとアドバイスしています。

筆者が言うには、開成とか東大とかの難関に合格してきた子供たちは、皆、自己肯定感があり、”俺って、すげー”とか思っている子供だそうです。(東洋経済から引用)

 ”お前なら出来る”と握りこぶしを出して、言っている、修造のカレンダーがはやっているのもそこにあると筆者は言っています。
 開成中受験の際に、筆者の母親が言った言葉に”あなたならちょっと失敗しても、真中くらいで受かるわよ。” だったそうで、子供としては、そういう言葉に安心するようです。 そして、父親の方は、何かにつけ、”大したもんだ”を連発していたようなのです。
 つまり、ただ単に、”勉強しろ。”とは言って、プレッシャーをかけないというのがポイントです。

 そこで、この話を聞いて、私がすぐ思ったのは子供に自己肯定感をつけるには、まさに、”プチ~留学体験”で得られることと一緒だ、ということです。

 なぜなら、外国に一人で投げ込まれる境地に置かれると、自己肯定感無くしては、生きていけないからです。ただ、気をつけなければいけないのは、本人に嫌々、無理やり行かせるのはやめた方がいいということです。
この場合、誰でも行かせればよい、という意味ではありません。

もちろん、日本にいても、自己肯定感は育つと思いますから、留学というのは、ひとつの選択です。

多くのお母さん達がやらせていることですが、子供のうちに、何でもいいので、習い事をさせ、それによって、”成功体験”を実感させて、それを増やしていくというのが、子供の人間形成の過程では大切です。
 私の現地での経験から、スイスの私立寮制学校で学んでいる子供たちは、皆自己肯定感が強いです。
この場合、日本人に限りませんが、逆に言うと自信あり過ぎの子たちが多くて、自分の前途には色々な可能性、つまり、進路選択があるけど、私は、その中で、これを選ぶんだと、いう感じです。

時々、娘の友達達が家へ遊びにやって来た時に、皆高校生でしたが、すでに自分の将来の進路をはっきりとした口調で、述べる姿には、しっかりしているな、と感心しました。 誰ひとり、ぼーっとしている子供はいませんでした。

私が見学した、低年齢層を受け入れているスイスの学校では、まさに、”子供に自信をつけさせること”を学校の指針としています。 私がその学校を訪問し、そこで、留学中の日本の子供たちに会った時、彼らの眼は、きらきら輝いていて、自信に満ちている感じがしました。

もちろん、一方で、言葉の壁とか、ホームシックもあると思いますが、そういうことを乗り越えたりしながら、自信は生まれて来るように思います。