スイス、レザンアメリカンスクールの留学<ブリッジプログラム>について

スイスのインターナショナル・ボーディングスクール(寮制学校)には、ユニークな留学プログラムがあります。

世界から留学生を受け入れている多くのスイスの学校では、学生の希望を聞いて、フレキシブルに対応している、という印象を受けます。

中でも、フランス語圏のレザン村にある、レザン・アメリカンスクールには、<ブリッジプログラム>という、ボーディングスクールへ、正規留学する前の、準備コースがあるので、それについてご紹介します。

日本や韓国の子供たちが、中学生、または高校生から海外へ留学したい場合、卒業が3月、新学期が4月という、欧米とは異なる時期から、中々留学開始時期が適応できません。

それを解決したのが、このプログラムです。

特に、英語が他の国の子供たちよりも、実際に使う点で弱いこともあり、このプログラムは、いわば本国での学期が終わり、または卒業と同時に、4月からスイスで、ESLを集中的に勉強するものです

目的は、秋に行うプレイスメントテストの為の英語学習で、プログラム終了後には、レザンアメリカンスクールの英語の単位を2単位取得できます。

ボーディングスクールの新学期が始まるのは、8月末~9月初めなので、4月~それまでの間に主に英語の準備をして、入学に備えるというプログラムです。

まず、①4~6月までの間は、1日4時間のESLクラスがあります。その他、通常の授業にも参加でき、ドラマ(演劇)、音楽、美術(ビジュアルアート)から選択できます。

そして、授業以外のアクティビティに参加でき、テニス、水泳、バスケットボール、ハイキング、乗馬、ロッククライミング、サッカーなどから選びます。

文化学習旅行が、5日間あり、ヨーロッパの都市へ学習旅行に出かけます。行き先は、パリ、ミュンヘン、ベネチア、フィレンツェなどです。

②6月には、イギリス・ポーンマスでの3週間のホームステイとESLプログラムがあります。午前中の授業が終わった午後や週末には、ロンドンなどに旅行へ行きます。

③夏になり、6月の末~8月半ばまでは、スイスのキャンパスで7週間のサマーコースに参加します。

1日約4時間の授業をします。ESLの他、選択科目がたくさんあります。例えば、演劇、コンピュータ、写真、マルチメディア、アート、音楽などです。

午後や週末の間は、スポーツアクティビティや観光、遠足があります。チョコレート工場に行ったり、美術館を訪れたり、ケーキを作ったりもします。

また、このサマーコースには、約1週間の文化学習旅行も含まれており、ヨーロッパの文化歴史に触れる旅行をします。

インターナショナルスクールから来るお子さんでも、正規留学をする前に、このプログラムに参加して、現地に慣れると、秋の新学期の勉強に、スムーズに取り組むことができます。

なぜなら、日本のインターナショナルスクールでも、海外で住んだことがないお子さんだと、そのリズムに慣れるのに、時間がかかるからです。

実際に私は、このブリッジプログラムの授業を見学して来ました。生徒数は、6~7人程度なので、小クラスとあって、寺子屋風です。大体10人には満たないそうです。

日本からやって来て、英語漬けになる、第一歩です。先生は親切丁寧に教えていました。学校英語でしか、英語を勉強したことがない子供もいますし、子供達は、日本各地から来ています。

さて、レザンアメリカンスクールという名前ですが、実際に行ってみると、あまり、米国のアメリカンスクールというイメージはないです。教育内容が、米国式でIB(国際バカロレア)が取得できるという意味では、アメリカという名前の通りです。

しかし、理事長さんはスイス人で、家族代々、60年間この学校を経営してこられ、建物は120年前の元保養施設で、レトロ風な建物、しかも、標高約1450mの、空気のいいレザン村にあるからです。

寮制の生徒数は、全部で約330名です。

ゆるいユニフォームもあって、つまり、色とかは少し選べるような感じですから、全くの私服ではありません。

その様な環境で、世界凡そ60カ国から来る子供たちと、学習や課外活動をしながら、グローバルなネットワークができるというのが、特徴です。

私は、地理的に海外との交わりが少ない、日本の子供こそ、一度、海外へ行って、外国から日本を見る目をぜひ、養って欲しいと願っています。これからの将来、いっそう、外国との関係や取引が重要になってくるからです。

英語脳を鍛えて、頭に組み込めば、日本へ帰ってからも、体で覚えていますから、使い分けができるようになります。

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