ポッドキャスト”未来授業”中沢新一氏のお話で思ったこと。

ポッドキャスト番組に”未来授業”というのがあります。

内容は、未来はどうなるか、について、各分野の専門家が、講義をするもので、その人が、あるテーマについて、どのように考えるか、を話すので、とても面白い番組です。

分かりやすく引用すると、”日本が世界に誇る各界の「知の巨人」「次世代の知のフロントランナー」を講師に迎え、未来の日本人たちへ送るアカデミックな授業をお届けします。若い世代が社会の主軸となる「10年後の日本」を生き抜く智恵を探ります!”です。

2018-03-15にアップデイトされたこの音声の番組の中で、思想家で人類学者の中沢新一さんのお話(第4回)が面白かった事から、それをご紹介し、感じたことを書きます。

テーマは、2020その先の東京、です。最新刊「アースダイバー、東京の聖地」で
2020年に向けて再開発が進む、築地と明治神宮周辺を取り上げました。
有機体のように日々変化する東京の街は、いったいどこに向かうのか。

https://www.tfm.co.jp/podcasts/future/detail.php?id=23762

 

この中で印象に残った内容部分を簡単に要約します。

”今の東京の再開発を見ると、伝統の原理を見ないで、破壊したり、頭の中で作ったイメージだけでただ作っているが、本当に東京が目指さなきゃいけないのは、一番重要な伝統の核心部に、新しい要素を組み込んで、進化系にしなくてはいけないこと。100年とかの大きいスパンで考えて、見て行かなければいけない。”

”明治~大正にかけて、西洋の文化や技術が流れ込む中で、明治神宮や東京駅を作ってきた人々は、皆ヨーロッパに留学した留学組で、日本文化が体内にセットされていたのを、ヨーロッパで学んできたこととをうまくミックスして、あの様な素晴らしいものが出来上がった。”

 

 私見。。。やはり、この体内の日本文化とヨーロッパで学んだことの「ミックス」こそ重要で、の言っていることのポイントです。どちらに傾きすぎても、ダイナミックで、未来に素晴らしいものは生まれないのです。

例えば、「洗練」という言葉を考えた場合も、まさに伝統とその時代の新しさやその他のセンスがミックスされることで、更に飛躍があるということでしょう。

海外留学を考えてみた場合も、同じで、ただ、そこで学習したことを西洋かぶれだけで終わらせずに、自分の中の日本とがミックスされることで、より一層高次の次元へもたらす技術だったり、アートだったりが生まれるのです。

西洋と日本の良さの両方を生かしてこそ、新たな可能性が生まれる。

留学生の皆さんにも、それをぜひ伝えたいと感じた放送内容でした。

 

近藤 美穂

スイスジャパンサポート