コロナウイルス感染の影響で一斉に遠隔学習になったボーディングスクール

コロナウイルス感染が欧米に拡大し、世界中にパンデミックを起こし真っ最中の状況です。

ヨーロッパにいると、この緊急事態にどう各国が対処し、そして、日本はどう対応しているか、ホームオフィスをしながら、現地の新聞テレビ報道から、各国の措置の違いが観察しています(スイスの状況については、ブログでも紹介しています)。

2020年 3月16日から、ここスイスのボーディングスクールでも、スイス連邦政府の通達で、全校閉鎖となってしまいました。

 

この時、スイスのボーディングスクールでは、政府の非常事態宣言の通達を突如反応し、全校生徒に向けて帰宅(帰国)指令を発令したので、即、生徒の保護者やエージェントが一斉に、フライト変更をして、翌日又は、翌々日に、一気に大勢の生徒の移動があり、あっという間に帰国したという感じでした。

その後も、各ボーディングスクールからの連絡やメッセージが絶え間なく来て、遠隔学習が行われることになりました。未だ4月から行われる学校もありますが、すでに始まった学校もあります。

生徒は通常の時間割に沿って、ネットで遠隔授業を受けています。

 

兄弟の一人が日本の学校へ行っている生徒のお母さんからは、日本の学校では単に、宿題が出ただけで、そういう遠隔学習がないので、その点、スイスのボーディングスクールは進んでいる、と感心していました。

 

スイスのボーディングスクールでは、各生徒に携帯が配られたり、学校のラップトップを使って学習するなど、普段でもITは利用されています。自分の子供の成績表、欠席日数、教師コメント等が、ピアレントポータルで見れるというのも、数年前から行われています。

 

遠隔学習といえども、学校によっては、遠隔学習中も寮担当者やカウンセラーが保護者宛てにメッセージを書いて、子供の健康面、心理面について、相談があればいつでも受け付けています。ある学校の寮担当者のニュースレターには、”距離があっても、私達の心は一つよ”、と書いて来たりして、団結の強さを感じます。

 

学校スタッフも、一部学校敷地内のアパートにいる人を除けば、自宅待機で、帰国中の各自宅から発信しているにもかかわらずです。

 

日本は、災害が多い国なので、今回の様な非常事態に際して、先進国の中では欧米人よりも、ある種、非常時の心構えは出来ています。しかしながら、子供の学校について考えれば、自然災害が起きた場合、遠隔学習が出来る体制は整っていません。○バツ式の従来の教育を未だに行っている学校もあります。独創性を持って、自分で考える力を付け、生き抜く力を育むには、やはり、環境のいい海外の学校へ留学させるのが最も効果的ではないでしょうか。

 

スイスの学校でも、100%ベストとは言いませんが、卒業後に、日本の良い点と留学生活で得た体験を融合していくことで、違う角度から考える視点を持ちながら、更に幅のある豊かさをこれからの人生に与えてくれること間違いありません。

 

スイス留学のご相談は、スイスジャパンサポートへどうぞ。

 

スイスジャパンサポート

近藤

info@swissjapansupport.com

 

 

 

 

\お気軽にお問合せください/